PS6携帯機はSSD換装不可?SDカード対応リークとM.2増設説を検証|Steam Deckとの違い【2026年10月】
本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。
「換装不可」と「M.2増設なし」は別の話
PS6携帯機は、SDカードで容量を増やせてもSSDは交換できないのでしょうか。リーカーのMoore’s Law Is Dead(MLID)が2026年10月6日のポッドキャストで、SDカードスロットの搭載と、標準NVMe SSDがアップグレードできない可能性に触れました。2025年8月には同じMLIDが、microSDスロットとM.2 SSDスロットの両方があると紹介していたため、情報が食い違うように見えます。
標準SSDを交換できないことと、別のM.2スロットで増設できないことは別の問題です。今回のリークだけでは「M.2スロットは廃止された」とは言えません。ただし、2025年のM.2スロットが増設用だったかどうかも確認できていません。SDカードに対応していても、ゲームをカードから直接起動できるとは限りません。
ソニーは2026年10月8日時点でPS6携帯機を発表しておらず、ここで扱う仕様はすべてリークと技術的な考察です。SDカードを先に買う必要はなく、見るべきなのは「増設用スロットの有無」「SDからの直接起動」「内蔵SSDの容量」の3点です。
目次
リーク2026年10月のリークで語られたこと
報道によると、MLIDはPS6携帯機の回路図に触れてSDカードスロットの搭載を述べました。標準NVMe SSDがアップグレードできないこと、SDカードが速度不足でも内蔵SSDへの転送には使えることは、本人の推測として語られています。
10月6日の報道によると、MLIDはBroken Silicon第382回で、PS6携帯機のストレージを取り上げました。主な内容は次の4点です。
| 語られた内容 | 確度の目安 |
|---|---|
| SDカードスロットを搭載する | 回路図に言及した発言。ただし規格(microSDか、UHS-IかExpressか)は不明です。 |
| 標準のNVMe SSDはおそらくアップグレードできない | 「おそらく」と語られた見通し。確定情報ではありません。 |
| SDカードは速度不足でも、SSDへのデータ移動には使える | 本人の推測です。直接起動できるかどうかは語られていません。 |
| 画面は7〜8インチ以上 | TV向けのゲームの文字を読みやすくするための見解で、仕様の情報ではありません。 |
報道では、その時点で最速の規格が使われる見込みとされる一方、ソニーが規格を限定するのか、制限付きで任意のカードを許すのかは未定とされています。
M.2説2025年のM.2スロット説と、換装不可は両立する
2025年8月1日、MLIDはPS6と携帯機のスペックを紹介する動画を公開しました。海外報道によると、携帯機のAPU「Canis」にはmicroSDスロット、M.2 SSDスロット、タッチスクリーン、振動機能、デュアルマイクが含まれるとされていました。
注意したいのは、このM.2スロットが「標準SSDを載せる場所」なのか「利用者が追加するための場所」なのかが、報道からは読み取れない点です。そのため、2025年の情報を「M.2増設説」と呼ぶのは言い過ぎです。
換装と増設を分けて考える
500GBの標準SSDを外して2TBに替えるのが換装、500GBを残したまま別スロットに2TBを足すのが増設です。標準SSDが交換不可でも、増設用のM.2スロットが別にあれば、容量は増やせます。
現行のPS5はこの形です。ソニーの公式案内では、別売りのM.2 SSDを拡張スロットに取り付けると、PS5ゲームとPS4ゲームをダウンロード、コピー、起動できます。標準ストレージを交換せずに容量を増やせる設計が、ソニーの現行機に実在します。
ただし、PS5の実例はPS6携帯機が同じ構成になる証拠ではありません。携帯機は内部スペースも消費電力も冷却も厳しく、増設用スロットを省く判断は十分ありえます。確実に言えるのは、今回のリークだけでは2025年のM.2スロット説を否定できないことです。
構成案考えられるストレージ構成は3通り
| 構成 | 容量の増やし方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 標準SSD(交換不可)とSDカードだけ | SDカードを足す | 内部は簡素になりますが、SDから直接起動できないと、内蔵SSDの容量が遊べる本数を決めます。 |
| 標準SSD(交換不可)、増設用M.2、SDカード | M.2 SSDかSDカードを足す | 2025年と2026年の情報を両立できる構成です。スペースと発熱の負担は増えます。 |
| 着脱できるが、利用者の交換は想定しない | 基本は購入時の容量 | 物理的に外せても、分解や復旧手順の都合で気軽な換装にはなりません。 |
なお、NVMeは通信の方式、M.2は主に接続の形状を指す言葉です。「NVMe SSDを載せる」という情報だけでは、基板に直付けなのか、M.2で取り外せるのか、利用者が交換できるのかは分かりません。
直接起動SDカード対応でも、ゲームを直接起動できるとは限らない
実使用でいちばん差が出るのは、SDカードに入れたゲームをそのまま遊べるかどうかです。現行機でも扱いは分かれています。
| 機種と外部ストレージ | ゲームの扱い |
|---|---|
| PS5のUSB拡張ストレージ | PS5ゲームは保管できますが、直接プレイできません。遊ぶときは本体ストレージに戻します。PS4ゲームは直接プレイできます。 |
| PS5のM.2 SSD | PS5ゲームもPS4ゲームもダウンロード、コピー、起動できます。 |
| Steam DeckのmicroSD | カードに入れたゲームがライブラリに並び、そのまま遊べます。スロットはUHS-I対応です。 |
| Switch 2のmicroSD Express | ダウンロードソフトの保存と読み込みに使えます。使えるのはmicroSD Expressのみです。 |
PS5のUSBストレージのように、世代で起動条件が違う例があるため、PS6携帯機でもPS5以前のゲームと新作で扱いが分かれる可能性は考えられます。ただし、これはPS5の仕様から立てた仮説で、PS6携帯機に同じ制限があるという情報はありません。
Switch 2では、従来のmicroSDカードはゲームの保存や読み込みに使えません。ゲーム機が外部ストレージの規格を指定するのは、必要な性能を確保するためだと考えられます。
規格microSD Expressを採用するとは限らない
Switch 2の印象から、PS6携帯機もmicroSD Expressだと考える人は多いでしょう。しかし、リークではカードの規格が確定していません。microSD ExpressはPCI ExpressとNVMeを使う規格で、UHS-Iより高速です。ただし、規格上の帯域は製品の実速度を保証しません。SD Associationの規格表も、バス速度と実際のカード性能は別だと注記しています。
NVMe SSDを前提にしたゲームは、大きなデータを順に読む速度だけでなく、小さなファイルへのアクセスやデータの展開も必要とします。Steam Deck(OLED登場前)で行われた2023年4月の海外測定では、シーケンシャル読み込みが約2.3GB/sのSSDに対し、UHS-Iカードは91MB/sでした。それでもCyberpunkのロードは12秒対19秒、GTA Vのストーリーモードは27秒対33秒で、速度比ほどの差はありません。一方、No Man’s Skyのセーブ読み込みは56秒対95秒でした。ロード時間の差はゲームによって大きく変わります。この測定はPS6携帯機やmicroSD Expressの予想には使えません。
microSD Expressの仕組みと現行カードの速度は、microSD Express完全ガイドにまとめています。
転送時間100GBのゲームをSDからSSDへ移す試算
SDカードを保管場所にして、遊ぶときだけ内蔵SSDへ移す方式なら、転送時間が切り替えの手間を決めます。100GBを100,000MBとして、平均速度ごとに計算しました。
| 平均転送速度(仮定) | 100GBの所要時間 |
|---|---|
| 100MB/s | 約16分40秒 |
| 300MB/s | 約5分33秒 |
| 600MB/s | 約2分47秒 |
この表は実測ではなく、一定の速度が続いたと仮定した単純計算です。カードの表記上の最大読み込み速度は持続速度の保証ではなく、SSD側の書き込み性能やファイル処理でも時間は変わります。
内蔵SSDが満杯なら、先に別の100GBをSDカードへ退避する必要があります。読み書きの両方が平均300MB/sなら、退避100GBと読み込み100GBで合計200,000MB、約11分7秒です。PS6携帯機の実測値ではありません。速いSDカードに対応することと、ゲームをすぐ切り替えられることは同じではありません。
容量512GBと1TBで大型ゲームは何本入るか
標準SSDを交換できない場合は、購入時の容量選びが重要になります。PS6携帯機の容量展開は分かっていないため、512GBと1TBがあると仮定し、システム領域と空きの余裕として80GBを引き、1本120GBのゲームで数えました。
| 仮定した容量 | ゲーム用の容量 | 120GBのゲーム |
|---|---|---|
| 512GB | 432GB | 3本(残り72GB) |
| 1TB(1,000GB) | 920GB | 7本(残り80GB) |
80GBも120GBも仮の数字です。携帯機向けにデータが調整されて小さくなる可能性もあれば、据え置き機と同じデータで容量が重くなる可能性もあります。アップデートやDLCで増える分も考えると、大型ゲームを何本も入れたい人には512GBは余裕がない可能性があります。
価格と修理換装不可でも安くなるとは限らず、修理は別に確認が要る
交換用のカバーや構造を省ければ、内部設計は簡素にできる可能性があります。ただし、本体価格が下がるとは限りません。フラッシュメモリの容量、実装方式、冷却設計などで製造コストは変わります。SDカードを追加で買えば利用者の総額は増え、高速なmicroSD Expressは、容量によって一般的なM.2 SSDより安いとも限りません。
修理も気になる点です。利用者が交換できないことと、メーカーが修理できないことは別です。今回のリークからは取り付け方式も修理方法も分からないため、「SSDが壊れたら本体ごと買い替え」とは言えません。
比較Steam Deck・Switch 2との違い
現行のSteam Deck OLEDは、M.2 2230のSSDを分解して交換でき、microSDカードも使えます。iFixitにはSSD交換の手順が公開されていますが、本体を分解し、OSを入れ直す作業が要るため、SDカードを足すほど手軽ではありません。Switch 2は、microSD Expressでゲームの保存先を増やせます。
PS6携帯機が「標準SSD(交換不可)とSDカードだけ」の構成なら、内蔵容量を自由に増やせるSteam Deckほど柔軟にはなりません。ただし、ソニーがデータの配置と転送を自動化すれば、保存先を意識せずに遊べる可能性もあります。ハードの自由度と、ソフトの管理のしやすさは分けて見る必要があります。
既存のPlayStation Portalはリモートプレイが中心の機器で、ゲームを本体で動かすとされるPS6携帯機とは、ストレージの役割が違います。APUや消費電力の話はPS6携帯機の省電力リークで扱っています。
おすすめPS6携帯機を待つ間に買える比較対象
PS6携帯機用のSDカードは、対応規格が発表されるまで選べません。ストレージの考え方を今のうちに体験したいなら、SSDもmicroSDも増やせるSteam Deck OLEDと、microSD Express専用のSwitch 2が比較対象になります。
まとめまとめ|SSD換装不可説だけでM.2スロット廃止とは言えない
2026年10月のリークでは、PS6携帯機にSDカードスロットがあり、標準NVMe SSDはおそらくアップグレードできないとされました。一方、2025年にはmicroSDスロットとM.2 SSDスロットの両方があると報じられました。換装と増設は別の話なので、両方が成り立つ構成は作れます。ただし、2025年のM.2スロットが増設用だったとは確認できていません。
見るべきなのは、増設用M.2スロットの有無、SDカードからの直接起動、標準ストレージの容量、データ移動の自動化の4点です。100GBを平均300MB/sで移すと約5分33秒かかる計算で、直接起動できるかどうかで使い勝手は大きく変わります。
PS6携帯機のストレージは、リークの段階でしか分かっていません。SDカードを先に買う必要はなく、ソニーの発表で、増設用スロットの有無と直接起動の可否が出てから選べば間に合います。
あわせて読みたい
出典:Notebookcheck 2026年10月6日のPS6携帯機ストレージ報道、Insider Gaming 2025年8月のCanisリーク報道、PlayStation公式 PS5にM.2 SSDを取り付ける方法、PlayStation公式 PS5でUSB拡張ストレージを使用する方法、任天堂 microSD Expressカードについて、Valve Steam Deck OLED、Valve Steam Deck 技術仕様、iFixit Steam Deck OLED SSDの交換、TechteamGB Steam Deck SSDとmicroSDの比較



