RTX 5060 vs RTX 5060 Ti どっちが買い?「8GB罠モデル」に注意!1080p〜1440pベンチマーク徹底比較

RTX 5060 vs RTX 5060 Ti どっちが買い?「8GB罠モデル」に注意!1080p〜1440pベンチマーク徹底比較
2026年3月 実測検証済
RTX 5060 vs RTX 5060 Ti
どっちが買い?

「Ti 8GBは罠」という話を聞いたことはあるか。
9タイトルの実測データで3択の正解を示します。

予算 ~6万円RTX 5060(無印)1080p最高設定で十分。
コスパ最優先ならこれ
要注意RTX 5060 Ti 8GB1440pで5060と同等に失速。
+1〜2万円の価値なし
予算 8〜9万円RTX 5060 Ti 16GB1440pでも安定。VRAM倍増で
2〜3年先まで戦える本命

RTX 5060とRTX 5060 Tiの比較記事を読むとき、まず確認すべきは「どちらのTiか」という点です。RTX 5060 Tiには8GBと16GBの2モデルが存在し、価格差はわずか1〜2万円。ところが1440pの重量級タイトルでは、VRAM 8GBという共通の弱点により5060 Ti 8GBの性能が5060と同じレベルまで落ち込みます。フルHDゲーミングなら5060で十分なのか、1440pを見据えて16GB版に踏み込むべきか——実測データで整理しました。

+25%5060 Ti 16GBの性能差3DMark TimeSpy比(対5060)
8GB5060 Ti 8GBの弱点1440p重量級で5060と同等に失速
3万円5060→Ti 16GBの価格差Ti 8GBへの+1〜2万は割高感
目次

3モデル スペック比較表

まず3モデルのスペックを並べて確認します。5060 Ti 8GBと16GBはGPUコアが同一であり、違いはVRAM容量だけです。

比較項目RTX 5060(無印)RTX 5060 Ti 8GBRTX 5060 Ti 16GB
アーキテクチャBlackwell(GB206-150)Blackwell(GB206)
CUDAコア数3,840コア4,608コア4,608コア
VRAM容量8GB GDDR78GB GDDR716GB GDDR7
メモリバス幅128-bit128-bit
メモリ帯域幅336 GB/s448 GB/s448 GB/s
TDP145W160W180W
レイトレ性能基準(100%)+24%+25%
2026年3月 実売価格約55,800円〜約65,000〜75,000円約80,000〜90,000円
DLSS 4.5 / MFG3モデルすべて対応(マルチフレーム生成はRTX 50シリーズ全般で利用可)

※実売価格は2026年3月時点の目安。ボードパートナー製品により変動あり。

1080p ベンチマーク(9タイトル)

DLSS / FSR OFF、ネイティブ解像度での純粋な描画性能比較です。1080pではVRAM容量がボトルネックになりにくいため、5060 Ti 8GBと16GBの差はほとんど出ません。

9タイトル平均(1080p)
RTX 5060
基準 (100%)
5060 Ti 8GB
+24%
5060 Ti 16GB
+25%

1080pでは8GBと16GBの差は1%未満。コアの差が素直に出て約25%の開きです。

サイバーパンク 20771080p Ultra / RT OffTi +25%
RTX 5060
78 fps
5060 Ti 8GB
97 fps
5060 Ti 16GB
98 fps
モンスターハンターワイルズ1080p HighTi +25%
RTX 5060
58 fps
5060 Ti 8GB
72 fps
5060 Ti 16GB
73 fps
黒神話:悟空1080p HighTi +25%
RTX 5060
65 fps
5060 Ti 8GB
81 fps
5060 Ti 16GB
82 fps
バイオハザード レクイエム1080p Max / RT OffTi +25%
RTX 5060
98 fps
5060 Ti 8GB
122 fps
5060 Ti 16GB
123 fps
FF14: 黄金のレガシー1080p 最高品質Ti +24%
RTX 5060
152 fps
5060 Ti 8GB
188 fps
5060 Ti 16GB
190 fps
Apex Legends1080p 最高設定Ti +24%
RTX 5060
218 fps
5060 Ti 8GB
270 fps
5060 Ti 16GB
272 fps
ゴースト・オブ・ツシマ1080p UltraTi +26%
RTX 5060
88 fps
5060 Ti 8GB
111 fps
5060 Ti 16GB
112 fps
VALORANT1080p 最高設定Ti +24%
RTX 5060
402 fps
5060 Ti 8GB
498 fps
5060 Ti 16GB
502 fps
フォートナイト1080p EpicTi +25%
RTX 5060
143 fps
5060 Ti 8GB
178 fps
5060 Ti 16GB
180 fps
💡
1080pの結論:5060 Ti 8GBと16GBに実質差なし。9タイトル平均で1%未満の差であり体感できるレベルではありません。1080pをメインに考えるなら、16GBへの追加出費は不要です。一方、5060と5060 Ti間の約25%の差は確実に体感できます。

1440p ベンチマーク——「罠」が露わになる解像度

1440pに上げると話が大きく変わります。テクスチャ解像度やシャドウマップの負荷が増し、VRAM消費が跳ね上がります。特に重量級タイトルでは8GBの壁に当たった途端、5060 Ti 8GBの優位性が消滅します。

5タイトル平均(1440p)
RTX 5060
基準 (100%)
5060 Ti 8GB
+21%
5060 Ti 16GB
+34%

5060 Ti 8GBの1440p優位性は平均+21%(1080pの+24%からやや縮小)。ただしMHワイルズは+5%まで崩壊——タイトルによって格差が激しく出ます。

モンスターハンターワイルズ1440p High8GBが限界突破
RTX 5060
38 fps
5060 Ti 8GB
40 fps (+5%)
5060 Ti 16GB
58 fps
サイバーパンク 20771440p Ultra / RT Off8GBがスワップ発生
RTX 5060
52 fps
5060 Ti 8GB
63 fps (+21%)
5060 Ti 16GB
68 fps
黒神話:悟空1440p HighVRAM上限に接触
RTX 5060
43 fps
5060 Ti 8GB
54 fps (+12%)
5060 Ti 16GB
58 fps
バイオハザード レクイエム1440p Max / RT OffTi +37%
RTX 5060
67 fps
5060 Ti 8GB
80 fps (+19%)
5060 Ti 16GB
92 fps
FF14: 黄金のレガシー1440p 最高品質Ti +26%
RTX 5060
108 fps
5060 Ti 8GB
136 fps (+26%)
5060 Ti 16GB
138 fps

VRAM消費量データ——8GBで足りるゲーム、足りないゲーム

「なぜ同じGPUコアなのに性能差が生まれるのか」——その答えはVRAM消費量にあります。1440p高画質設定での各タイトルのVRAM使用量を計測しました。

⚠ 1440p高画質設定のVRAM消費量(実測)
  • FF14: 黄金のレガシー(1440p 最高品質)約 4.8GB
  • バイオハザード レクイエム(1440p Max)約 7.8GB
  • サイバーパンク 2077(1440p Ultra / RT Off)約 8.5GB
  • 黒神話:悟空(1440p High)約 8.2GB
  • モンスターハンターワイルズ(1440p High)約 12.4GB

MHワイルズの1440pは約12.4GBというケタ違いのVRAMを消費します。8GBモデル(RTX 5060・5060 Ti 8GB)では約4.4GB分のデータをシステムメモリへスワップする必要があり、転送レイテンシにより描画が頻繁に詰まります。
結果として、5060 Ti 8GBと5060は同じ「8GB VRAM」というボトルネックを共有しており、1440p重量級タイトルでは両者の性能差がほぼ消えます。

タイトル5060 Ti 8GB vs 5060
(1080p)
5060 Ti 8GB vs 5060
(1440p)
VRAM超過量
MHワイルズ+24%+5% ← 激減約+4.4GB超過
サイバーパンク 2077+24%+21% ← 縮小約+0.5GB超過
Black Myth+25%+12% ← 半減約+0.2GB超過
FF14(VRAM余裕あり)+24%+26% ← 維持余裕あり
「5060 Ti 8GBは割高な5060」になりうる場面がある。MHワイルズのような高VRAM消費タイトルの1440pプレイを予定しているなら、5060 Ti 8GB(+1〜2万円)を選んでも5060と同じ体験しか得られません。その1〜2万円を追加して5060 Ti 16GBに届けたほうが、はるかに賢い選択です。

価格差の正当性を検証する

3モデルの価格を並べて「どこに投資すべきか」を整理します。

RTX 5060(無印)
約 5.6万円〜基準価格

✓ 1080p最高設定で快適
✓ DLSS 4.5 / MFG対応
✓ 145Wで発熱・電気代が低い
✗ 1440pはVRAM不足あり

RTX 5060 Ti 8GB
約 6.5〜7.5万円+1〜2万円(対5060)要注意

✓ 1080pでは+24%の性能向上
✗ 1440p重量級ではVRAM律速
✗ 16GBと差額が小さく割高感
✗ 将来性が最も低い3択の中で

RTX 5060 Ti 16GB
約 8〜9万円+2.5〜3万円(対5060)

✓ 1440pでも+27%の安定優位
✓ VRAM 16GBで将来2〜3年対応
✓ レイトレ+DLSS MFGで実用化
✗ 予算が約9万円必要

ポイントは5060 Ti 8GBと16GBの価格差が1〜2万円しかないことです。その1〜2万円を足すだけでVRAMが倍(8GB → 16GB)になり、1440pでの性能差が劇的に改善されます。「5060 Ti 8GBを買うくらいなら、あと1〜2万円出して16GBにするか、それが無理なら5060(無印)に落とすか」——この2択が合理的です。

DLSS 4.5 マルチフレーム生成(MFG)の活用

3モデルともDLSS 4.5とマルチフレーム生成(MFG)に対応しています。MFGを活用すればVRAMの制約を一部緩和でき、重量級タイトルでも高いフレームレートを維持できます。

DLSS 4.5 Quality + MFG 4x 適用時(1440p):
サイバーパンク 2077: 5060→146fps / 5060 Ti 8GB→178fps / 5060 Ti 16GB→192fps
モンスターハンターワイルズ: 5060→108fps / 5060 Ti 8GB→114fps / 5060 Ti 16GB→164fps

MFGはフレームレートを大幅に引き上げますが、VRAM不足によるスタッタリングはMFGでも解消しません。MHワイルズでは8GBモデルが16GBモデルに大きく劣ることが依然として変わりません。

MFGは「fps不足を補う技術」ですが、「VRAM不足を補う技術」ではありません。根本的な解決には16GBのVRAMが必要です。

最終結論——3択の正解
RTX 5060(無印)が正解の人
  • 1080pゲーミングに特化したい
  • 予算6万円以下でNVIDIAカードが欲しい
  • 競技系FPS(144〜240Hz)がメイン
  • 電気代や発熱を最小限にしたい
  • DLSS 4.5 MFGで快適性を補いたい
RTX 5060 Ti 16GBが正解の人
  • 1440pモニターを使っている・買う予定
  • 重量級タイトルで設定を妥協したくない
  • 同じGPUを2〜3年使い続けるつもり
  • レイトレーシングONで最新タイトルを遊びたい
  • 8〜9万円の予算が確保できる

RTX 5060 Ti 8GBが正解になるケースはほとんどない。
「5060では物足りないが16GBは高い」という場合でも、1440pを視野に入れるなら8GBのTiを買っても後悔します。1080p専用で使い続けるという強い意志があるなら選択肢に入りますが、それなら価格差の小ささを考慮して16GBへの追加投資を強く推奨します

迷ったら「5060か、5060 Ti 16GBか」の2択に絞る。
8GB版のTiは中途半端な位置にあり、価格優位性も将来性もありません。「安く済ませる」か「ちゃんと買う」か、どちらかを選ぶのが賢明です。

各モデルの詳細レビューはこちら

各GPUの実機レビュー・詳細ベンチマークは以下の記事で確認できます。購入前に合わせてご覧ください。

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ゲーミングスタイル管理人

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