【2026年】メモリ価格はいつ下がる?AI需要・円安による暴騰と今後の予想
「メモリが暴騰していて、怖くてPCが組めない」
「安くなるまで待つべき? それとも今買うのが正解?」
現在、自作PC市場で最も頭を悩ませるのがメモリ価格の動向です。2026年に入り、AI需要によるチップ不足と円安が加速した結果、メモリ価格はかつてない高騰を見せています。
結論からお伝えすると、2026年内においてメモリが劇的に安くなる可能性は極めて低いです。
本記事では、最新規格「CUDIMM」の普及や世界的な需要バランスを徹底分析。なぜ今メモリが高いのか、そして「いつ買うのが最も損をしないのか」、2026年最新の予測と判断基準をズバッと解説します。
2026年時点のメモリ価格は「上昇・高止まり」局面

| メモリの種類 | 2026年2月の相場感 | おすすめのユーザー |
|---|---|---|
| DDR5 (標準) | 7万〜9万円 (32GB) | 一般ゲーマー・コスパ重視 |
| CUDIMM | 10万円以上〜 | 最新Core Ultra・超高速志向 |
| 大容量/サーバー用 | 25万円以上〜 (128GB) | クリエイター・AI・研究用 |
※2026年2月時点の国内BTO・パーツショップ平均価格
2026年2月現在、メモリ価格は数年前の安値圏から一転し、上昇傾向または高止まりが続いています。標準的なDDR5-5600 32GB(16GB*2)で約7万円〜9万円前後、128GB(64GB*2)では25万円を超えるケースも珍しくありません。この背景には以下の要因があります。
- HBM(高帯域幅メモリ)増産による、通常DRAMの供給ライン圧迫
- Core Ultra 200Sシリーズ等の登場によるCUDIMM需要の急増
- 円安継続による輸入コストの増大
- 製造メーカー(Samsung, SK Hynix, Micron)による供給調整
需要と供給 AI向け「HBM」が一般向け供給を圧迫

現在、DRAMメーカーはNVIDIAのAI用GPUなどに搭載されるHBM(High Bandwidth Memory)の製造に注力しています。HBMは利益率が非常に高く、メーカー各社が製造ラインをHBM優先に切り替えた結果、私たちがPCで使う通常のDRAMチップの供給が相対的に不足しています。
また、データセンター向けのDDR5サーバーメモリの需要も堅調なため、家庭用デスクトップメモリの価格が下がりにくい構造が定着しています。
新規格「CUDIMM」の登場が市場を二極化

2026年の自作市場で最大のトピックは、クロックドライバを搭載した新規格メモリCUDIMMの普及です。Intel Core Ultra 200SシリーズやAMDの最新プラットフォームにおいて、8,000MT/sを超える超高速動作を実現するためにはCUDIMMが必須級となりました。
これにより、市場は「安価で標準的なDDR5」と「高価で高性能なCUDIMM」に二極化しており、最新環境で最高性能を求めるユーザーにとっては、メモリへの投資コストが以前よりも増大しています。
円安の影響 ドル建て価格以上に割高な国内市場

グラボ同様、メモリ価格を最も左右しているのが為替です。メモリチップは国際的な商品であり、価格は米ドルベースで決まります。1ドル=150円前後という円安水準が続いているため、海外でメモリ単価がわずかに下がったとしても、日本国内では円安分が相殺してしまい、値下げを実感しにくい状態です。
今後も為替が130円台などの円高方向に大きく振れない限り、日本でメモリが「劇的に安くなる」ことは期待薄といえます。しかしながら、マーケットの動向的には円高に向かう気配は感じられず、むしろさらなる円安に向かう動きすら見られます。そのため、メモリも含めたPCパーツが急激に安くなるという期待はあまりできないかもしれません。
今後の予想|メモリ価格はいつ下がる?

メモリ価格が下落に転じるタイミングとして、以下のようなシナリオが想定されます。
- AI向けメモリの需要が一段落し、一般向けラインの供給が回復する
- DRAM各社が次世代プロセス(1c nm等)の量産に成功し、歩留まりが向上する
- 為替が円高方向へ大きくシフトする
しかし、2026年内はIntel/AMD両陣営のプラットフォーム更新が続くため、需要が供給を上回る状態が続くと予想されます。大幅な値下がりは2026年後半以降まで持ち越される可能性が高いでしょう。
また、為替についてもすでに触れましたが、大幅な円高は望めず、むしろ円安に向かう可能性のほうが高い状況である点は考慮しておきたいところです。
まとめ|今買うべきか、待つべきか
メモリの価格は依然として高水準ですが、PCパーツ全体のトレンドとして「今後さらに高くなる」リスクも孕んでいます。特にAI機能や最新CPUを活かしたい場合、メモリの性能がPC全体のボトルネックになるため、妥協は禁物です。
結論として
- 最新PCを組む予定があるなら: 価格の推移を待つよりも、セールやポイント還元を狙って「今」買うのが正解です。特にCUDIMMは供給が不安定なため、在庫がある時が買い時です。
- とりあえず増設したいなら: 標準的なDDR5-5600/6000クラスであれば、価格変動が比較的緩やかです。旧モデルの在庫処分や中古品をチェックするのも良い選択肢となります。
2026年は「メモリをケチると最新CPUの真価が発揮できない」年です。価格と性能のバランスを見極めながら、賢い買い時を見極めていきましょう。
なお、メモリだけでなくPC全体として今が買い時かどうかについては、以下の記事で総合的に解説しています。