GPUアンダーボルトのやり方と戻し方【2026年版】AfterburnerのLキー固定・AMD設定・電力制限を安全に確認
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RTX 50 / RX 9000 の設定・検証・元に戻す手順
出典:AMD公式「Radeon RX 9070 XT」製品仕様、AMD公式サポート「Performance Tuning」、ComputerBase「Radeon RX 9070 XT mit weniger TDP und Undervolting im Test」、ComputerBase「OC und UV auf der Radeon RX 9070 XT im Test」(いずれも2026年9月8日取得)。RX 9070 XTの電力実測は、既定の総ボード電力が304WのSapphire Pulse、Ryzen 7 7800X3D、Adrenalin 25.3.2の環境で、Cyberpunk 2077・Doom: Eternal・Starfield・Final Fantasy 16の4本を3840×2160で計測した値です(Doom: Eternal以外の3本はFSR Quality)。個体・冷却・ケース環境によって変わります。
GPUの電圧や電力制限を変える前に、同じゲーム・画質設定でFPS、GPUクロック、メモリークロック、実電圧、消費電力、温度を記録してください。設定を一度に変えると、性能低下やクラッシュの原因を切り分けられません。
MSI Afterburnerのカーブ平坦化とLキーは別の操作です。Lキーは選択した点の電圧と周波数を固定し、動的な上下動や省電力動作を止めます。常用する平坦化の手順として押さず、固定を試した場合は再度Lを押してApplyし、アイドル時に電圧・クロックが下がるか確かめます。MSI公式操作ガイド(2026年10月22日保存版)
どのGPUにも通用する「安全電圧」はありません。AMDのRX 9070 XT実測でも、UV単独の結果と電力制限を下げた結果は分けて読む必要があります。不安定なら設定を既定値に戻して同条件で比較し、安定性を確かめるまで起動時の自動適用は使わないでください。AMD公式Performance Tuning
目次
GPUアンダーボルトの始め方と戻し方
| 段階 | Afterburner(NVIDIA) | Adrenalin(AMD) |
|---|---|---|
| 変更前 | 既定設定のカーブと測定ログを保存 | 全体/ゲーム別設定を確認し、既定設定のログを保存 |
| 変更 | カーブを編集しApply。Lキーは固定動作なので常用手順に含めない | 電圧、電力制限、クロックのいずれか1項目だけ変更 |
| 比較 | カーブ、実電圧、クロック、アイドルへの戻りを確認 | 同じゲーム・画質設定で電力とFPSを比較 |
| 復旧 | L固定中はLを再度押しApply。変更を取り消すときはReset | 変更箇所のResetで既定値に戻す |
電圧の数値はGPU個体、カードの電力設計、冷却、負荷、使用ソフトで変わります。安定動作や削減率を型番だけから保証することはできません。MSI公式操作ガイド(2026年10月22日保存版)、AMD公式Performance Tuning
アンダーボルトとは?電力制限・アンダークロックとの違い
電圧・クロック・電力制限はGPUの動作に異なる形で関わります。効率と性能は負荷ごとに測って判断してください。
- UNDERVOLT:VFカーブ(電圧/周波数の対応表)を調整して動作電圧を下げます。クロック、FPS、電力の変化は個体と負荷によって異なります。
- UNDERCLOCK:クロックを下げる設定です。電力とFPSの変化は負荷で異なります。同じゲーム設定で比べてください。
- POWER LIMIT:GPUの電力上限を調整する機能です。制限による電力とFPSの変化はカードの基準電力と負荷で異なります。
- VF CURVE:Voltage-Frequency Curve。GPUが「電圧 X mV のときに最大で Y MHz 回せる」と内部で持っている対応表。MSI Afterburner の Curve Editor がこれを直接編集するツールです。
電力制限とアンダーボルトの違いを表で整理
| 項目 | 電力制限(Power Limit) | アンダーボルト(Undervolt) |
|---|---|---|
| 仕組み | TGP/TBP上限を%で絞る | VFカーブの電圧を下げる |
| 性能 | 上限到達時にクロックが降下 | クロックと安定性は個体・負荷によって変わる |
| 効率 | 負荷と制限量によって変化。電力制限単独でも改善する例がある | 設定後の電力とFPSを同条件で比較する |
| 難度 | スライダー1つ。所要1分 | カーブ操作と探索が必要。30分〜1時間 |
| 用途 | 消費電力の上限を調整する | 腰を据えた省電力チューニング |
両方を使う場合も、まず電圧だけ、次に電力制限だけを同じ負荷で測り、併用結果と区別してください。消費電力の平均値と瞬間値、FPSはそれぞれ記録します。
なぜ2026年にアンダーボルトなのか
「アンダーボルトは昔からあるテクニックでしょ?」と感じる方も多いと思います。実際そのとおりです。2026年のGPUで改めて試すかどうかは、次の4点を踏まえ、電力とFPSを測ってから判断します。
1. フラグシップの TGP / TBP が常識を超えた
GPUの公称電力とゲーム中の実測電力は別の値です。カードごとの基準電力を確認し、同じゲームで変更前後のログを比較してください。
2. 12VHPWR / 12V-2×6 コネクタの発熱問題
電圧設定の変更を、電源コネクタの接続不良への対策として扱わないでください。ケーブルの差し込みや配線の確認は12V-2×6 / 12VHPWR焼損対策ガイドで扱っています。
3. 電気代と夏の室温
電気代の差は、実際に減ったワット数、ゲーム時間、電力単価で計算します。設定値だけから年間の節約額や室温変化は確定できません。
4. NV-UV の登場(2026年)
NV-UVはAfterburnerと連携する開発中のツールです。対応範囲と機能は版によって変わるため、利用前に開発元の現行ガイドを確認します。NV-UV開発元ガイド
必要なソフト ― 2026年時点のスタック
NVIDIAはAfterburner、AMDはAdrenalinのチューニング機能を使います。
- MSI Afterburner(NVIDIA / AMD 共通・無料)
Curve Editorで電圧・周波数カーブを編集できます。MSI公式の平坦化とLキー固定の説明を、使用中のAfterburner版の表示と照合して操作してください。AMD環境はAdrenalinのチューニング機能を使います。 - NV-UV(RTX 30/40/50向け・コミュニティ製)
Afterburnerと連携する開発中のツール。開発元の現行資料はRTX 30/40/50シリーズを対象とし、一部GPUのプリセットを実験的としています。機能と対応カードは使う版の開発元ガイドで確認してください。NV-UV開発元ガイド - NVIDIA App(公式・無料)
純正アプリにもPerformance Tuningの項目がありますが、AfterburnerのCurve Editorで点を選んでカーブを編集する手順とは画面も操作も異なります。NVIDIAは「自動OCで保証は無効化されない」と公式に明言しているため、保証を一切リスクに晒したくない人は純正アプリの自動OCに留めるのも選択肢です。省電力の効果を比べるなら、どちらの方法でも同じゲームで電力とFPSを測ります。 - AMD Adrenalin(AMD公式・無料)
AMD公式のチューニング画面では電圧、クロック、電力制限を別項目で変更できます。電圧スライダーはカーブ全体へのオフセットです。全体設定とゲーム別設定を確認し、変更は1項目ずつ行います。AMD公式Performance Tuning - HWiNFO64(共通・個人利用無料)
温度、電圧、クロック、消費電力の記録に使える監視ソフトです。HWiNFO v8.52はNVIDIA BlackwellのGPU Hot Spot温度表示に対応しました。表示できる項目はソフトの版とGPUで確認し、表示がない場合もコア温度だけで冷却状態を断定しないでください。HWiNFO公式更新履歴
フレーム生成のオン・オフは、電圧変更前後で同じに揃えてください。設定を変えるとFPSと電力の比較条件が崩れます。
RTX 50シリーズの手順 ― MSI Afterburner Curve Editor
NVIDIA環境ではAfterburnerのCurve Editorでカーブを編集します。操作前にAfterburnerのバージョンと表示されたボタン名を確認し、既定設定のログを保存してください。固定や編集結果はApply後の実測で判断します。MSI公式操作ガイド(2026年10月22日保存版)
標準的な6ステップ
- 基準ログを保存してカーブを開く
既定設定で同じベンチマークを走らせ、FPS、GPU/メモリークロック、実電圧、温度、消費電力を記録します。Ctrl + FまたはCurve Editorのボタンで、横軸が電圧、縦軸がクロックのカーブを開きます。 - 自分の既定カーブから調整点を選ぶ
型番別の固定値を当てはめず、現在の負荷時電圧・クロックとカーブを見て調整点を選びます。変更前のカーブを残し、元へ戻す操作を先に確認してください。 - 選んだ点のクロックを少しずつ変更する
選んだ点を動かし、変更後の電圧・クロックの組み合わせを確認します。大きな変更を一度に加えず、電力制限やメモリークロックは同時に触れません。 - 高電圧側のカーブを平坦化する
MSI公式ガイドの操作例では、選んだ点の少し左から高電圧側をShiftを押して範囲選択し、Shift + Enterを2回押して平坦化します。Apply後にカーブの形を再確認してください。Lキーは平坦化に使いません。選択点の電圧・周波数を固定し、動的な変動や省電力動作を止めます。固定を試したら再度Lを押してApplyし、解除を確かめます。MSI公式操作ガイド(2026年10月22日保存版) - Apply後に実電圧・クロック・アイドルを確認
Apply後のカーブを確認し、同じ負荷で実電圧・GPUクロック・FPS・電力を記録します。負荷を止めてアイドルへ戻り、電圧とクロックが下がるかも確認してください。既定設定のプロファイルは上書きせず、安定性確認前は起動時の自動適用を有効にしません。 - 3DMark / OCCT / 実ゲームで安定性検証
同じベンチマークと普段遊ぶゲームを実行し、FPS、電力、温度、表示の乱れ、クラッシュを変更前と比べます。不安定ならAfterburnerのResetで既定値に戻し、同条件で再確認します。安定してから別スロットに保存します。


RTX 50シリーズに共通の安全電圧はない
RTX 5060 Ti~5090の電圧・クロック・削減ワット数を全個体に通用する設定として並べる根拠はありません。同じ型番でも電圧耐性は異なります。比較するときはGPUのメーカー・型番、Afterburner版、カーブ、ゲーム・画質、測定時間、実電圧、電力、FPSを揃えてください。MSI公式操作ガイド(2026年10月22日保存版)
入力した点の電圧が常に出続けるとは限りません。Apply後のカーブ、負荷時の実電圧とクロック、アイドル時の変化を既定設定と比較してください。
NV-UVを使う場合の確認
NV-UVはAfterburnerと連携する開発中のツールです。開発元の現行資料はRTX 30/40/50シリーズを対象とし、RTX 5060/5060 Ti、4060/4060 Tiのプリセット値は実験的としています。対応GPUと検証範囲はバージョンごとに開発元資料で確認してください。調整中はAfterburnerの「Start with Windows」を無効にし、不安定な設定が再起動直後に適用されるのを防ぎます。NV-UV開発元ガイド
RX 9000シリーズの手順 ― AMD Adrenalin Tuning
AMD環境はAdrenalinに統合されているので、ツールを別途入れる必要はありません。NVIDIAのような絶対値指定ではなく 「電圧オフセット(-mV)」 で指定するのが特徴です。
標準的な5ステップ
- Adrenalin → パフォーマンス → チューニング
Adrenalinを起動し、上部タブから「パフォーマンス」を選択 → 左メニューの「チューニング」を開きます。プリセット(既定 / 過電力 / アンダーボルトGPU など)と、その下に「カスタム」セクションがあります。 - 「カスタム」を選択して詳細項目を有効化
全体設定とゲーム別設定のどちらを変えるか確認します。既定設定のログを保存し、変更する項目だけを有効にします。電圧、電力制限、クロックを同時に変更しないでください。 - 電圧だけを小さく変更する
AMDの電圧スライダーの変更は電圧・周波数カーブ全体へのオフセットとして働きます。公式の1150→1125mVは-25mVの計算例であり、推奨開始値ではありません。入力後は現在の設定値を控え、同条件の測定と安定性確認を行います。AMD公式Performance Tuning - 電力制限・クロックは別の試行で変更
電圧単独の結果を保存した後、必要なら電力制限を1項目だけ変え、同条件の測定値を残してください。クロックも別の試行に分けます。UV単独と電力制限併用の削減量を混同しないでください。 - 「変更を適用」→ 安定性確認 → プロファイル保存
Apply Changes後に設定画面と測定ログを照合します。全体設定は選択したGPUに適用され、ゲーム別設定は対象ゲームのプロファイルで管理できます。不安定なら該当画面のResetで既定値へ戻し、同条件で再測定します。安定後に必要ならプロファイルをExportします。AMD公式Performance Tuning
RX 9000シリーズの実測例と個体差
GPU別の「安全オフセット」を示す根拠はありません。ComputerBaseはSapphire Radeon RX 9070 XT Pulse(304W)とRyzen 7 7800X3D、Adrenalin 25.3.2を使い、Cyberpunk 2077で電圧オフセットを試しました。-125mVでは短いゲーム内ベンチを通過しても、約20分の3DMark安定性試験でクラッシュし、検証設定を-75mVに戻しています。この値は試験機の結果であり、別の個体の開始値ではありません。ComputerBaseのRX 9070 XT実機検証
同じ検証では、電圧だけを調整する試行と電力制限を下げる試行、両者を併用する試行を分けています。UV単独では電力枠をクロック上昇に使う場合があり、電力削減率は電圧の変更量だけから決まりません。ワット数とFPSを既定値・UV単独・電力制限単独・併用の各条件で比べてください。ComputerBaseのRX 9070 XT実機検証
削減量を見るときの条件
RX 9070 XTでも、UV単独の結果と電力制限を下げた結果は分けて記録します。削減ワット数はカード個体・使用ソフト・負荷条件を併記した実測で判断してください。ComputerBaseのRX 9070 XT実機検証
RX 9070 XTの電力制限は何%が最適か
Radeon RX 9070 XTの電力制限はカードごとの基準電力に対する割合です。ComputerBaseが使ったSapphire Pulseは304W、別のカスタムカードは317Wや340Wと基準が違います。同じ割合でも実電力は変わるため、全個体向けの「最適な%」は示せません。ComputerBaseのRX 9070 XT実機検証
UV単独・電力制限単独・併用を同条件で比べる
ComputerBaseはCyberpunk 2077、Doom Eternal、Starfield、Final Fantasy XVIで、既定値、電力制限90/80/70%、UV単独、併用を分けて試験しました。UVの検証用設定-75mVはSapphire Pulseの1個体で決めた値です。別のGPUに転用せず、同じゲーム・画質・測定区間で電力とFPSを比較してください。ComputerBaseのRX 9070 XT実機検証
変更後にクラッシュ、画面の乱れ、FPS低下が出たら、Adrenalinの該当する全体設定またはゲーム別設定をResetして既定値へ戻します。ドライバーやTDRの切り分けはGPUドライバー・TDR・DXGIの診断チャート、温度の測定と冷却判断はGPU温度ガイドを参照してください。AMD公式Performance Tuning
電力制限とアンダーボルトの併用設計
電圧、電力制限、クロックを同時に変えると、結果の原因を判断できません。既定ログ→UVだけ→既定へ戻す→電力制限だけ→必要なら両者の併用、の順で同条件の測定値を残してください。併用で電力が減っても、削減量をUV単独の効果として説明しないでください。
| 試行 | 変更する項目 | 比較する値 |
|---|---|---|
| 基準 | 変更なし | FPS・実電圧・クロック・電力・温度 |
| UV単独 | 電圧/カーブだけ | 基準との差、安定性 |
| 電力制限単独 | 電力制限だけ | 基準との差、性能低下 |
| 併用 | 個別試行後に両方 | 同条件での電力とFPS、ゲーム別安定性 |
安定性検証 ― OCCT v15 / 3DMark / NV-UV / 実ゲーム
UV適用後に最も重要なのが 安定性検証です。「ベンチは通ったのに特定ゲームで落ちる」「アイドル時にいきなりクラッシュする」というのはアンダーボルトでよくあるパターン。負荷テストに加えて普段のゲームとアイドル時の挙動も確認します。
4つのテストを段階的に
- OCCT v15 GPU 3D Adaptive を1時間
同じ条件で変更前後のエラー、表示の乱れ、温度、クロックを比較してください。温度はGPUごとの仕様と冷却状態で判断し、測定と冷却の目安はGPU温度ガイドを参照してください。 - 3DMark Steel Nomad / Speed Wayのストレステスト
3DMarkのストレステストは標準20周です。全周完了とフレームレート安定度97%以上がULの合格基準ですが、合格後も普段のゲームで確認してください。UL公式のストレステスト手順、UL公式の合格基準 - NV-UV内蔵スキャナ(対応版を使う場合)
NV-UVの対応版なら開発元ガイドに沿ってスキャナを利用できます。スキャナの結果だけで安定と判断せず、実ゲームで確認します。 - 実ゲームを30分以上(複数タイトル)
これが最重要。ベンチを通っても実ゲームで落ちる典型例があるので、サイバーパンク 2077(Path Tracing) / Alan Wake 2 / モンハンワイルズ / アーマード・コア VI から2タイトル選んで30分以上プレイ。クラッシュ・テクスチャ破綻・解像度低下なしでパス。
一つの負荷テストを通過しても、別のゲームやアイドル時の安定性は保証されません。変更前後で同じテストを使い、普段遊ぶゲームとアイドルへの戻りも確認してください。
パス基準のまとめ
- OCCT 3D Adaptive:変更前と同条件でエラー・温度・クロックを比較
- 3DMark Steel Nomad / Speed Way:標準20周を完了し、安定度97%以上。実ゲームも別に確認
- 実ゲーム:TEST 4と同じ2タイトルを各30分以上遊び、クラッシュ・テクスチャ破綻・解像度低下なし。短時間の通過は長時間の安定を保証しない
- アイドル時クラッシュ:UV後のPCをそのまま2〜3時間放置して、ブラックスクリーンや勝手な再起動が起きないこと
1時間運用テストのベンチ詳細手順や、3DMarkのスコア基準値については PCベンチマーク・ストレステストソフト完全ガイド でも解説しているので、合わせて読むと検証フローが厚くなります。
RTX 50のホットスポット温度も確認
GPUコア温度とホットスポット温度は別の測定値です。HWiNFO v8.52はNVIDIA BlackwellのGPU Hot Spot温度表示に対応しました。使うソフトの版とGPUで表示項目を確かめ、値が見えない場合もコア温度だけで異常なしとは判断しないでください。HWiNFO公式更新履歴
アンダーボルト後にクロックやFPSが不安定なら既定値に戻して再測定します。温度が高い場合の測定位置と冷却判断はGPU温度ガイドを参照してください。
ゲームごとに安定性が変わるとき
ベンチマークが通っても、普段遊ぶゲームでクラッシュする場合があります。ゲームごとに設定を強くする前に、既定値へ戻して同じ場面で再現するか確認してください。UV設定でのみ発生するなら電圧・カーブを見直し、電力制限やクロックの変更は別々に試します。
AMDでは全体設定とゲーム別設定のどちらが有効か確認できます。症状が特定ゲームだけなら、そのゲームのプロファイルを既定値へResetして同じ場面で比較してください。
うまくいかない時のチェックリスト
アンダーボルト設定後によくあるトラブルと、その対処を体系化しました。
- ゲーム起動直後にクラッシュ
まず変更したUV・電力制限を既定値に戻して同じゲームで再現を確認します。Driver Timeoutやnvlddmkm.sysだけで電圧不足とは確定できません。症状が続く場合はGPUドライバー・TDR・DXGIの診断チャートで切り分けます。 - アイドル時にブラックスクリーン
Lキーで固定していないか、Apply後にアイドル時の電圧とクロックが下がるかを確認します。不安定ならResetで既定値へ戻し、症状が続くか比べます。 - ベンチ通過後にゲームで落ちる
短時間のベンチ通過だけでは安定を判断できません。まず既定値に戻して同じゲームを試し、UV設定との関連を確認します。 - 設定が勝手に戻る(AMD)
全体設定とゲーム別設定のどちらが有効かを確認します。変更が保持されなければ既定値へResetし、必要なら保存済みプロファイルを読み込み直します。 - ドライバが壊れた疑い
UV設定を既定値へ戻しても症状が続く場合は、GPUドライバーの再導入手順で更新・ロールバック・再導入を判断します。 - 電源/12VHPWRコネクタ周り
UVと無関係に見えて実は影響大。12VHPWRコネクタの差し直し(カチッと最後まで)と、電源ユニットの容量を再確認。RTX 5090 Founders EditionのNVIDIA仕様は必要システム電力1000Wで、構成とカードメーカーにより変わります。NVIDIAのRTX 5090仕様 - モニタリングソフトが干渉
HWiNFO64やAfterburnerのセンサーポーリングがUVと干渉することが稀にある。一時停止して再現するか確認すると切り分けが進む。
既定設定へ戻せる状態を残し、安定性を確かめた設定だけ別のプロファイルに保存します。ゲームごとの負荷で不安定になったら、既定値に戻して同条件で再確認してください。
保証と不安定時の備え
手動の電圧調整と保証の扱いはカードメーカー・製品ごとの規約で確認してください。NVIDIA Appの自動OCについての説明を、Afterburnerによる手動UVの保証にそのまま当てはめることはできません。
- 操作前に作業中のファイルとゲームのセーブを保存する
- 既定設定のプロファイルと測定ログを残す
- 安定性確認前は起動時自動適用を有効にしない
- クラッシュしたら既定値へ戻し、同じ条件で再現を確認する
よくある質問(FAQ)
まとめ
GPUアンダーボルトは、既定設定の記録と復旧操作を先に確認してから始めます。電圧、電力制限、クロックを1項目ずつ変更し、同じ負荷で実電圧・クロック・電力・FPS・温度を比較してください。全GPUに通用する安全電圧や削減率はありません。
- 基準ログと復旧方法を保存
AfterburnerはReset、AMDは変更した全体/ゲーム別設定のResetを確認します。 - Lキーと平坦化を混同しない
Lキーは選択点の電圧・周波数固定です。平坦化後はApplyし、負荷中とアイドル時の動作を見ます。 - UVと電力制限を別々に測る
安定性の確認前に起動時の自動適用を有効にせず、不安定なら既定値に戻して比べます。
温度の測定・冷却判断はGPU温度ガイド、UV解除後も続くクラッシュはGPUドライバー・TDR・DXGIの診断チャートを参照してください。




