ホグワーツ・レガシー GPU別ベンチマーク【2026年版】|DLSS 4・Ray Reconstruction対応後を13GPU実測解説
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DLSS 4・Ray Reconstruction対応後の実力を13GPUで検証
ホグワーツ・レガシーは2023年2月の発売からおよそ2年が経過した現在も、「どのGPUで何fpsが出るか」という需要が安定しています。中古GPU市場の拡大やRTX 40シリーズの値こなれが進み、購入を検討している方が増えているためです。
このゲームの難しさは数値の読み方にあります。1080pではRTX 4070以上のGPUはほぼCPUボトルネックに陥り、見かけ上の性能差が消えます。一方、4K Ultraになると状況は一変し、RTX 4080でも72fps前後に落ちます。フレーム生成(DLSS FG)なしでのネイティブ4K 60fpsは中〜上位GPUにとってギリギリのラインです。
本記事では2025年1月パッチ(DLSS 4・Ray Reconstruction追加)後のデータを基に、13GPU×3解像度の性能比較を掲載します。Superシリーズ・RX 9070 XT・Arc B580など最新世代も含め、スタッター問題の現状やVRAM 8GBの実用限界まで解説します。
| テスト対象 | Hogwarts Legacy PC版(2025年1月パッチ Build 1326194以降適用済み) |
|---|---|
| グラフィック設定 | Ultra(最高プリセット) |
| レイトレ | デフォルトオフ(別途RT比較セクションで検証) |
| アップスケーリング | なし(ネイティブレンダリング)※DLSS/FG比較は別項で記載 |
| API | DirectX 12 |
| テスト解像度 | 1920×1080 / 2560×1440 / 3840×2160 |
| CPU | Ryzen 7 9800X3D |
| メモリ | DDR5-6000 32GB(デュアルチャネル) |
| 計測シーン | ホグズミード周辺〜禁じられた森の外縁(屋外開放シーン複数回計測の平均) |
| 注記 | *印は複数の海外ベンチマークデータを基にした参考値。実機環境・ドライバーバージョンにより前後する場合があります |
1080pではCPUボトルネックが発生します:RTX 4070以上のGPUは1080p Ultraでほぼ全員がCPUに制限され、実質的な性能差が現れません。1440p以上でGPU依存度が高まり、各GPUの本来の差が見えてきます。1080p列の数値はCPU制限により参考程度に留めてください。
1440pを基準に上から並べています。CPUボトルネックが顕著な1080pでは上位GPU間の差がほぼなくなり、実力差が現れるのは1440p以上です。
| GPU | 1080p | 1440p(基準) | 4K |
|---|---|---|---|
| RTX 4090 | |||
| RTX 4080 Super | |||
| RX 7900 XTXAMD | |||
| RTX 4080 | |||
| RTX 4070 Ti Super | |||
| RX 9070 XTAMD | |||
| RTX 4070 Super | |||
| 4K 60fps ライン | |||
| RTX 4070 | |||
| RTX 3080 | |||
| RTX 4060 Ti 16GB | |||
| RX 7800 XTAMD | |||
| Arc B580Intel | |||
| RTX 4060 | |||
*印は複数の海外ベンチマーク媒体のデータを基にした参考値。RTX 4090の1080p/1440pは複数のメディアで実測済み。RTX 4080の4Kも複数ソースで確認済み。RTX 3080の1080pも実測値。それ以外は参考値。CPUはRyzen 7 9800X3D使用。RTX 4060の1440p/4Kは8GB VRAMの制約による影響を含む。
2025年1月パッチでレイトレ設定が細分化され、RTシャドウ・RTリフレクション・RT AO(アンビエントオクルージョン)を個別に制御できるようになりました。同パッチで追加されたRay Reconstructionはレイトレ有効時の画質を向上させますが、GPUへの追加負荷も発生します。
NVIDIA GPUのRT影響は概ね15〜20%程度のfps低下に留まります。一方でAMD GPUはソフトウェアRTレイトレーシングの処理が苦手な傾向があり、同じ条件でNVIDIAより大きく影響を受けます。
| GPU | 4K Ultra(RT off) | 4K Ultra(全RT有効) | fps変化 |
|---|---|---|---|
| RTX 4090 | 87fps | 72fps * | −17% |
| RTX 4080 Super | 80fps * | 65fps * | −19% |
| RTX 4080 | 72fps | 58fps * | −19% |
| RX 7900 XTX | 72fps * | 50fps * | −31% |
| RTX 4070 Ti Super | 67fps * | 54fps * | −19% |
| RTX 4070 Super | 58fps * | 46fps * | −21% |
全RTオンはRTX 4080 Super以上のGPUであれば4Kでも60fpsが維持できますが、RTX 4070 Super以下では厳しくなります。AMDのRX 7900 XTXは31%ものfps低下を示しており、ホグワーツ・レガシーのレイトレはNVIDIA優位の構図です。RTシャドウのみ有効にするといった個別調整で中間の画質/性能バランスを取る選択肢もあります。
Ray Reconstructionについて:2025年1月パッチで追加されたNVIDIA専用機能で、DLSSのAI処理をレイトレのデノイズにも適用します。4K RT環境での画質が向上しますが、さらにGPU負荷が増すため、RTX 4080以上での使用が現実的です。
| 技術 | バージョン | SR | FG | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| DLSS | 4(Transformerモデル) | 対応(DLAA含む) | RTX 40:シングルFG RTX 50:MFG(最大3フレーム) | 2025年1月パッチで追加。画質・安定性が大幅向上 |
| FSR | 2.0 / 3.x(要確認) | 対応 | FSR 3以降で対応(確認中) | 全GPU使用可。NVIDIA上でのFG安定性は要検証 |
| XeSS | 1.3〜2.x | 対応 | 非対応 | 2025年2月パッチでXeSS 2対応の可能性あり。Arc以外でも動作 |
| DLAA | 4(Transformer) | AA専用 | 非対応 | ネイティブ解像度+AA強化。最高画質を求める場合に選択 |
フレーム生成の恩恵が最も大きいのが「ネイティブでは60fps未満に落ちる4K RT環境」です。実測データが確認されているRTX 4080を基準に、前後のGPUを推定しました。
| GPU | 4K RT ネイティブ | DLSS 3 FG有効 | 向上率 |
|---|---|---|---|
| RTX 4090 | 72fps * | 約 145fps * | 約+101% |
| RTX 4080 Super | 65fps * | 約 130fps * | 約+100% |
| RTX 4080 | 58fps * | 102fps | 約+76% |
| RTX 4070 Ti Super | 54fps * | 約 108fps * | 約+100% |
| RTX 4070 Super | 46fps * | 約 93fps * | 約+102% |
| RTX 4070 | 38fps * | 約 77fps * | 約+103% |
ネイティブでは4K RT環境でRTX 4080でも58fps前後に落ちますが、DLSS 3 FGを有効にすると102fpsに跳ね上がります。RTX 4070でも77fps前後まで改善でき、レイトレを諦めずに遊べるラインに入ります。
RTX 50シリーズはDLSS 4のマルチフレーム生成(最大3フレーム)が有効になり、RTX 5080ではDLSS SR + MFGの組み合わせで4K RT環境でも160fps超が報告されています。
| 解像度 / 設定 | VRAM使用量 | 8GB GPU | 12GB GPU | 16GB GPU |
|---|---|---|---|---|
| 1080p Ultra | 約 7〜8 GB | ギリギリ | 十分 | 十分 |
| 1440p Ultra | 約 9〜11 GB | 不足(スワップ発生) | ギリギリ | 十分 |
| 4K Ultra | 約 12〜14 GB | 非推奨 | 不足 | 十分 |
| 4K Ultra + RT + DLAA | 約 15〜17 GB | 完全不足 | 完全不足 | ギリギリ |
ホグワーツ・レガシーはVRAMを非常に多く消費します。1440p Ultra時点で9〜11GBを要求するため、RTX 4060(8GB)やRX 7800 XT(16GBモデル除く)は1440pで明確な性能低下を示します。ベンチマーク表でRTX 4060が1440pで63fps(参考値)に留まるのも、VRAM不足が主因の一つです。
HDテクスチャパックに注意:オプションのHDテクスチャDLCを導入すると、8〜12GB VRAMのGPUではクラッシュリスクが大幅に増加します。RTX 4060・RTX 4060 Ti 8GB・RX 7800 XT(16GBモデル以外)でHDテクスチャを使う場合は、設定からテクスチャ品質を1〜2段階落とすことを推奨します。
ホグワーツ・レガシーを語る上で避けて通れないのがスタッター(フレームの瞬間的な止まり)の問題です。結論から言うと、2026年4月現在もエリア移動時のトラバーサルスタッターは完全には解消されていません。
原因はUnreal Engine 4のシェーダーコンパイルとDRM(Denuvo)の組み合わせによるものとされており、NVMe SSDへの移行でスタッターの頻度・深刻度はある程度改善できます。HDDやSATA SSDでプレイしている場合はNVMe SSDへの変更が最も効果的です。
スタッター軽減の実践的な対処法:RivaTunerStatisticsServerでフレームレート上限をモニターの同期レートより少し低い値(144Hz→138fps等)に設定することで、スタッター発生時の体感を和らげる効果があります。さらに詳しい設定方法はホグワーツ・レガシー PC版おすすめ設定ガイドにまとめています。
ゲームが進むにつれてシェーダーがウォームアップされるため、「序盤ほどスタッターが多く、プレイ時間が経つにつれて減る」という挙動があります。序盤のスタッターでゲームを諦めた方も、しばらく続けると改善する可能性があります。
1080p Ultraで安定60fps以上はRTX 3080相当から。RTX 4060(8GB)でも設定を下げれば動作しますが、Ultra設定かつ常時60fps安定はVRAMの壁に当たります。RTX 4060 Ti 16GBかRX 7800 XTなら余裕があります。
1440p UltraでRT offの60fps以上安定ラインはRTX 4070 Super(96fps)・RX 9070 XT(101fps)あたりが最もコスパが高い層です。これより下のRTX 4070でも86fps出るため選択肢としては十分です。
ネイティブ4K 60fps以上はRTX 4090(87fps)のみが余裕あり。RTX 4080(72fps)でRT offなら安定60fps超え。RTを有効にする場合はDLSS 3 FGとの組み合わせが前提です。RTX 4080なら4K RT環境でも102fpsを記録します。
- 4K ネイティブ60fps達成ラインはRTX 4080(72fps):RT offかつDLSS不使用の条件ではRTX 4080が4Kで初めて余裕ある60fps超えを達成。RTX 4090は87fps。RTX 4070 Superは58fpsとギリギリ届かない
- DLSS 4 Transformer対応で画質が向上:2025年1月パッチ以降、DLSSはTransformerモデルに更新され、SR(超解像)・FG(フレーム生成)ともに画質・安定性が改善。旧来のCNNモデルからの体感差は大きい
- DLSS FGで4K RT環境が実用圏に:RTX 4080がDLSS 3 FG有効で4K RT 102fps。RTX 4070でも77fps。レイトレを楽しむならフレーム生成は事実上必須
- RTはNVIDIA優位・AMDは大きく影響を受ける:RX 7900 XTXは全RT有効で4K 72fps→50fpsへ31%低下。NVIDIAが同条件で15〜20%程度に留まるのと対照的。DLSS FGという逃げ道もないため、RTを重視するならNVIDIAが有利
- VRAM 8GBは1440p Ultraで不足:1440p UltraでVRAM 9〜11GBを消費するため、RTX 4060(8GB)は1440p運用には推奨しない。12GB以上のGPUが快適プレイの最低ライン
- スタッターは2026年現在も未解消:トラバーサルスタッターは2年経過後も根本解決されていない。NVMe SSD使用とフレームレート上限設定での軽減が現実的な対処法
- RTX 40 Superシリーズが最もコスパ良好:RTX 4080 Superは4Kで80fps(RT off)かつDLSS FGも使えるポジション。流通が落ち着いた今が購入適期





