RTX 5070 TiとRTX 5070はどっちがおすすめ?ベンチマークスコアとFPSで性能比較【2026年最新】

RTX 5070 TiとRTX 5070はどっちがおすすめ?ベンチマークスコアとFPSで性能比較【2026年最新】
2026年3月 最新検証
RTX 5070 TiとRTX 5070。どちらもBlackwell世代のWQHD〜4K向けGPUですが、価格差は約6万円、性能差は約20%。ここまではスペック表を見ればわかる話です。

しかし本当に重要なのは、この2モデルで決定的に違う「VRAM容量」のほう。16GB vs 12GBの差が、実際のゲーム体験にどう影響するのかを検証しました。

平均性能差(WQHD実測)

5070 Tiが +20% 高速

VRAM容量

16GB vs 12GB(4GBの差)

コストパフォーマンス

RTX 5070 が優位
結論を先に言うと、WQHDメインなら5070のコスパが光り、4Kまで見据えるなら5070 Tiの16GB VRAMが効いてきます。ベンチマークデータをもとに、その境界線を明確にします。
目次

RTX 5070 TiとRTX 5070 スペック比較表

基本スペックの違いを整理します。同じBlackwell世代ですが、GPUダイから異なるため、CUDAコア数・メモリバス幅に大きな差があります。

項目RTX 5070 TiRTX 5070
GPUダイGB203GB205
CUDAコア数8,9606,144
ブーストクロック2,452 MHz2,512 MHz
VRAM16GB GDDR712GB GDDR7
メモリバス幅256-bit192-bit
メモリ帯域幅896 GB/s672 GB/s
消費電力 (TDP)300W250W
実売価格(2026年3月)約170,000円〜約110,000円〜
※検証環境:Ryzen 7 9800X3D / DDR5-6000 32GB / Windows 11 / GeForce Driver 572.xx / 各タイトル最高画質プリセット

注目すべきはVRAM周り。容量が4GB違うだけでなく、バス幅が256-bit vs 192-bitと大きく異なるため、メモリ帯域幅に33%の差(896 vs 672 GB/s)が生まれます。これが高解像度での性能差に直結します。

3DMark Time Spyスコア比較

合成ベンチマークで基礎性能を確認します。前世代GPUも含めた位置づけを把握しておきましょう。

3DMark Time Spy Graphics Score

RTX 5070 Ti 28,800
RTX 4080 SUPER(参考) 28,500
RTX 5070 23,500

※RTX 5070 Tiは前世代RTX 4080 SUPERとほぼ同等のスコア

RTX 5070 TiのTime Spyスコアは28,800で、前世代のRTX 4080 SUPER(28,500)とほぼ互角。RTX 5070は23,500で、5070 Tiとの差は約22%です。ただしこれはラスタライズ性能の話。DLSS 4.5やレイトレーシングでの差は、実ゲームで見ていく必要があります。

WQHDベンチマーク:実ゲーム8タイトルで比較

両GPUのメインターゲットであるWQHD(2560×1440)で、重量級タイトルを中心に8本のゲームを比較しました。すべて最高画質・ネイティブ描画(DLSS OFF)です。

ゲームタイトルRTX 5070 TiRTX 5070
サイバーパンク2077(RT Overdrive)62 fps48 fps-23%
アラン ウェイク 2(RT ON)65 fps52 fps-20%
モンスターハンターワイルズ82 fps65 fps-21%
黒神話:悟空76 fps60 fps-21%
マーベル スパイダーマン2118 fps96 fps-19%
エルデンリング(DLCエリア)85 fps70 fps-18%
ホグワーツ・レガシー112 fps91 fps-19%
フォートナイト(Lumen ON)138 fps113 fps-18%
8タイトル平均92 fps74 fps-20%

WQHDでの傾向

WQHDでの平均性能差は約20%。タイトルによって18%〜23%の幅がありますが、レイトレーシングが重いゲームほど差が開く傾向が見られます。サイバーパンク2077のRT Overdrive(23%差)が顕著です。

ただし重要なのは、RTX 5070でもWQHDなら十分に快適という点。最高画質で60fps以上を維持できないのはサイバーパンク2077のRT Overdrive(48fps)くらいで、それ以外は60fps以上を確保しています。

DLSS 4.5を使うとどうなるか(WQHD)

ゲームタイトルRTX 5070 TiRTX 5070
サイバーパンク2077(RT Overdrive)158 fps130 fps-18%
モンスターハンターワイルズ178 fps148 fps-17%
黒神話:悟空168 fps140 fps-17%

DLSS 4.5(Quality + Frame Generation)を使うと、ネイティブ時の20%差が約17%に縮小します。RTX 5070でもWQHDで130fps以上を確保でき、144Hzモニターの性能をほぼ引き出せます。DLSSを前提にするなら、RTX 5070のコスパが際立ちます。

4Kベンチマーク:ここでVRAM 12GBの壁が出る

4K解像度ではメモリ帯域幅とVRAM容量の差がモロに出ます。WQHDでは20%だった性能差が、4Kでは約25%まで拡大します。

ゲームタイトルRTX 5070 TiRTX 5070
サイバーパンク2077(RT Overdrive)38 fps28 fps-26%
アラン ウェイク 2(RT ON)40 fps30 fps-25%
モンスターハンターワイルズ52 fps39 fps-25%
黒神話:悟空47 fps35 fps-26%
フォートナイト(Lumen ON)89 fps68 fps-24%
5タイトル平均53 fps40 fps-25%

RTX 5070は4Kネイティブだとほとんどのタイトルで40fps前後。DLSS 4.5を使えば実用的になりますが、そもそもRTX 5070で4Kをメインにするのは設計思想から外れています。RTX 5070は「WQHDに最適化されたGPU」と考えるのが妥当です。

VRAM使用量の実態:12GBで足りるのか?

RTX 5070 Tiの16GBとRTX 5070の12GB。この4GBの差が実際のゲームでどう影響するか、解像度別にVRAM使用量を計測しました。

4K 最高画質でのVRAM使用量

アラン ウェイク 2
14.2 GB
サイバーパンク2077
13.8 GB
モンハンワイルズ
12.2 GB
バイオハザード レクイエム
10.5 GB
黒神話:悟空
8.5 GB
赤線 = RTX 5070のVRAM上限(12GB)
アラン ウェイク 2とサイバーパンク2077は4K最高画質で12GBを大幅に超過。RTX 5070ではテクスチャ品質を下げるか、解像度を落とす必要があります。
▼ WQHD 最高画質でのVRAM使用量
バイオハザード レクイエム
10.5 GB
モンハンワイルズ
9.8 GB
黒神話:悟空
8.5 GB
フォートナイト
6.2 GB
WQHDなら現行タイトルはすべて12GB以内に収まります。RTX 5070でも当面は問題なし。

結果は明快で、WQHDなら12GBで余裕、4Kだと12GBでは足りないタイトルがあるという状況です。ただし2026年時点でWQHDでも10GB超えのタイトルが出始めており、2〜3年後には12GBがギリギリになるリスクは意識しておくべきです。

コスパ検証:性能差20%に対して価格差55%

スペックと性能を確認したところで、コストパフォーマンスを数字で見ていきます。

RTX 5070からの性能向上 +20% WQHD平均フレームレート
RTX 5070からの価格上昇 +55% 約60,000円のプレミアム
VRAM容量の増加 +33% 12GB → 16GB

6万円の追加投資で何が変わるか

  • 純粋なfps向上:WQHDで74fps→92fps(+18fps)。4Kでは40fps→53fps(+13fps)。体感の差は確かにあるものの、「5070で遊べないが5070 Tiなら遊べる」というタイトルはWQHDではほぼありません。
  • VRAM 16GBの安心感:4K最高画質で12GBを超えるタイトルが既に複数あり、2〜3年後にはWQHDでも12GBがギリギリになる可能性があります。16GBなら当面は余裕です。
  • メモリ帯域幅の差:896 vs 672 GB/sの帯域差は、VRAM容量だけでは見えない影響をもたらします。高解像度テクスチャの読み込み速度やレイトレーシングのパフォーマンスに効いてきます。
  • 消費電力の差:TDP 300W vs 250Wで、ゲーム中の実測消費電力は約50W差。年間の電気代差は約2,000円程度(3時間/日、35円/kWh計算)なので、ランニングコストはほぼ無視できるレベルです。

フレームレートだけを見ればRTX 5070のコスパが優秀です。ただし、5070 Tiの6万円には「20%のfps向上」に加えて「VRAM +4GB」「帯域幅 +33%」が含まれています。単なるfps比較では見えない価値があるというのがこの2モデルの比較を難しくしているポイントです。

結論:あなたはどちらを買うべきか?

RTX 5070

WQHDメインでコスパを重視する人へ

  • WQHDがメインの解像度
  • 6万円を他のパーツ(メモリ・SSD)に回したい
  • DLSS 4.5でfpsを補える前提で問題ない
  • 予算11万円前後に抑えたい
RTX 5070 のレビューを見る
Writer
管理人アバター

ゲーミングスタイル管理人

自作PC愛好家・ゲーム歴15年超

ゲーミングPC歴は15年以上。毎年パーツを更新しながら最新トレンドを追いかけています。初心者にもわかりやすく、上級者も満足できる情報発信を心がけています。