Directive 8020 PC版 推奨スペック|RTX 2070 Superが最低ライン、UE5×フルパストレース対応のSFホラー
RTX 2070 Superが最低ライン——UE5×フルパストレースの代償
Until Dawn・The Quarry制作のSupermassive GamesがDark Pictures Anthologyの最新作として放つSFサバイバルホラー。見た目はシネマティックなホラーですが、Unreal Engine 5にフルパストレースを組み合わせた設計により、最低要件がRTX 2070 Superという重量級の仕様になっています。発売は2026年5月12日
- 最低動作ラインがRTX 2070 Super / RX 5700と高め。インタラクティブドラマに見えてUE5+フルパストレース設計のため、見た目に反してGPU要求が高い
- GDC 2026でNVIDIAがDLSS 4.5 + フルパストレース Day1対応タイトルとして発表。RTX 50系ならマルチフレーム生成も使用可能でパストレース描画の重さをカバーできる
- ジャンルはDark Pictures Anthology最新作のSFサバイバルホラー。「宇宙版The Thing」という評価が多く、最大5人のストーリー分岐型。銃火器なし・ステルス回避が主体
目次
ゲーム概要——「Until Dawn」制作元の宇宙ホラー
Directive 8020は、インタラクティブホラーの老舗Supermassive Gamesが手がけるDark Pictures Anthologyシリーズの第5作です。同シリーズのファン以外には馴染みがないかもしれませんが、PC版の文脈で知っておくべき重要な点があります——このゲームのPC要件は「シネマティックなホラーアドベンチャー」という外見から想像するものより、はるかに重い仕様です。
SFサバイバルホラー / インタラクティブドラマ
Steam販売予定。価格未定
オンラインマルチは後日無料アップデートで追加予定
ストーリーは「死にゆく地球から植民地船カシオペアで宇宙へ脱出した人類が、目的地の星に不時着し正体不明の異星生命体に追われる」という設定。5人の主人公それぞれの生死が選択で変わる分岐型で、エンディングは無数に枝分かれします。既存のゲームで言えば「Alien Isolation(ステルス逃走)」と「The Thing(誰が人間かわからない恐怖)」を合わせた内容という評価が多く、GamesRadarやGamereactorはシリーズ最高傑作の候補として高評価しています。
公式推奨スペック——3段階で理解する
公式スペックは最低・推奨の2段階のみですが、DLSS 4.5 + フルパストレースを活かすためのパストレース推奨ラインを加えた3列で整理します。
| 項目 | 最低(30fps目安) | 推奨(60fps目安) | パストレース推奨 |
|---|---|---|---|
| OS | Windows 10 64bit(1909以降)/ Windows 11 | Windows 10 64bit(1909以降)/ Windows 11 | Windows 11DirectX 12 Ultimate必須 |
| CPU | Intel Core i5-8400 AMD Ryzen 5 1600 | Intel Core i5-12400F AMD Ryzen 5 5600 | Intel Core i7-12700K AMD Ryzen 7 5800X3D以上 |
| RAM | 16GB | 16GB | 32GB推奨パストレース+DLSS同時利用時にメモリ帯域を多く消費 |
| GPU | NVIDIA RTX 2070 Super AMD RX 5700 | NVIDIA RTX 3070 AMD RX 6800 | NVIDIA RTX 4080以上 RTX 5070〜5090(マルチフレーム生成対応) |
| VRAM | 8GB | 8GB(10GB以上推奨) | 12GB以上4Kパストレースは16GB推奨 |
| ストレージ | 70GB(SSD推奨) | 70GB SSD | 70GB NVMe SSDストリーミング描画の速度が映像品質に影響 |
公式スペックでは推奨GPU「RTX 3070 / RX 6800」が1080p/60fpsを目標値として設定されています。パストレース品質での快適プレイにはRTX 4080クラスが必要で、RTX 50系ではDLSS 4.5のマルチフレーム生成によってパストレース有効時でも高フレームレートを維持できます。
なぜ最低要件がRTX 2070 Superなのか
Directive 8020は見た目こそシネマティックな選択肢重視のホラーですが、内部的には現行最高水準の描画技術を採用しています。外見から「軽い」と思って購入するとスペック不足に陥りやすい点に注意が必要です。
- Unreal Engine 5のLumen GI(グローバルイルミネーション)——動的な光の反射・間接照明をリアルタイム計算するLumenは、GTX世代では設計上の限界があります。RTX 2070 SuperクラスのハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングがLumenの最低品質を確保するために必要です
- Naniteバーチャルジオメトリ——宇宙船内のディテールや有機的な異星生命体のモデルをNaniteで処理しており、GPU・メモリ帯域への要求が高い。単純なポリゴン数ではなくストリーミング方式の描画のためSSD速度も影響します
- フルパストレース対応設計——Day1からフルパストレースを実装するためにレンダリングパイプライン全体をRT前提で設計。パストレースOFF時でも、その前提で組まれたシェーダーがGTX世代に比べてGPU負荷を高めます
GPU別快適ライン
手元のGPUでDirective 8020がどの水準で遊べるかの目安です。公式スペックはあくまで「1080p / 60fps(パストレースOFF)」を基準にしています。
RX 5700
RX 6800 / RX 7700 XT
RX 7800 XT / RX 7900 GRE
RTX 4090(マルチフレーム非対応)
DLSS 4.5 + パストレースの詳細
GDC 2026のNVIDIA発表で、Directive 8020はDLSS 4.5 + フルパストレースのDay1対応タイトルとして正式に発表されました。各機能とどのGPU世代で使えるかを整理します。
| 機能 | 内容 | 対応GPU |
|---|---|---|
| フルパストレース | 光の反射・屈折・影・グローバルイルミネーションを物理ベースで一括計算。宇宙船内の金属反射や異星生命体のウェットな質感に特に効果あり | RTX 20系以降 |
| DLSS Super Resolution | 低解像度レンダリングをAIでアップスケール。パストレース有効時に解像度を下げてフレームレートを補う用途にも使用 | RTX 20系以降(全RTX) |
| DLSS Ray Reconstruction | パストレース描画時のノイズをAIで除去・再構成。パストレース品質を維持しながらGPU負荷を下げる | RTX 30系以降 |
| DLSS フレーム生成 | レンダリングされたフレーム間にAI補完フレームを1枚挿入してfpsを約2倍に | RTX 40系以降 |
| DLSS マルチフレーム生成 | フレーム間に最大3枚のAI補完フレームを挿入。パストレース有効時でも高fpsを維持できる | RTX 50系専用 |
パストレースが重すぎると感じる場合は、DLSS Ray Reconstructionを有効にした状態でフルパストレースを使うことで、画質を落とさずにGPU負荷を下げられます。RTX 40系ではフレーム生成との組み合わせで、RTX 50系ではマルチフレーム生成との組み合わせで、さらに実用的なフレームレートが得られます。
同ジャンルタイトルとのスペック比較
Directive 8020に近い雰囲気のSFホラー・ホラーアドベンチャーのPC要件と並べると、このゲームの要求水準が見えてきます。
| タイトル | 推奨GPU | エンジン | パストレース |
|---|---|---|---|
| Alien: Isolation(2014) | GTX 660 / HD 7870旧作のため要件は低い | 独自エンジン | 非対応 |
| Until Dawn PC版(2024) | RTX 2060 / RX 5700同開発元の前作 | UE5 | 非対応 |
| Dead Space(2023リメイク) | RTX 2070 / RX 6700 XT | Frostbite | 部分対応 |
| Directive 8020(2026) | RTX 3070 / RX 6800推奨。最低はRTX 2070 Super | UE5 | フルパストレース Day1 |
同じUE5を使ったUntil Dawn PC版(推奨RTX 2060)と比べて、Directive 8020の推奨が1世代分重い(RTX 3070)のが分かります。フルパストレース対応の影響が大きく、Until Downがパストレース非対応だった点が差の主因です。同じ制作会社のゲームで要求スペックが上がっているという事実は、パストレースがいかにGPU予算に影響するかを示す分かりやすい例です。