紅の砂漠 GPU別ベンチマーク|4K/60fpsはRTX 5070 Ti / RX 9070 XTから——40GPU実測で判明した驚きの最適化品質

紅の砂漠 GPU別ベンチマーク|4K/60fpsはRTX 5070 Ti / RX 9070 XTから——40GPU実測で判明した驚きの最適化品質
紅の砂漠 PC版 ベンチマーク解析
紅の砂漠——自分のGPUで
どこまで遊べるか、全部答えます
2026年3月19日発売。BlackSpace Engine採用の大規模オープンワールドアクションRPGは、近年の重量級タイトルでトップクラスの最適化品質を実現しつつ、いくつかの落とし穴も抱えています。40GPU実測データをもとに、あなたのGPUで何ができるかを解説します。
2026年3月19日 発売Metacritic 78点Steam同接 13万人超
3行でわかる 紅の砂漠 ベンチマーク
  • 4K Ultra設定・レイトレーシング有効・アップスケーリングなしの60fps達成ラインはRTX 5070 Ti / RX 9070 XT。近年の重量級タイトルでは珍しく、ネイティブ4K/60fpsを中位ハイエンドで実現できる最適化品質を持つ。
  • AMD協賛タイトルにもかかわらず、ベンチマークではNVIDIAが10〜13%優位。RTX 5060 TiはRX 9060 XTより8〜12%高速。ただしFSR 4の画質はDLSS 4.0を上回る場面があり、AMDユーザーにも十分な選択肢がある。
  • Ray Reconstruction / Ray Regenerationは40〜50%のfpsコストがかかるため、RTX 5090でも4Kで30fps前後まで落ちる。通常のレイトレーシング(反射+GI)は3〜4fpsのコストしかなく、むしろ積極的に有効にしてよい。
目次

まず結論——自分のGPUで何ができるか

GPU1080p Cinematic1440p Cinematic4K Ultra+RT総合評価
RTX 5090175 fps~140 fps~110 fps ◎S
RTX 5080 / RTX 4090~120〜130 fps~120〜123 fps~82〜100 fps ○A+
RTX 5070 Ti / RX 9070 XT~105〜120 fps~127 fps60 fps達成 ○A
RTX 5070 / RX 9070 / RTX 4080~80〜110 fps~80〜110 fpsHigh設定なら可B+
RTX 4070 / RX 7800 XT~66〜70 fps~60〜66 fps厳しいB
RTX 5060 Ti / RX 9060 XT / RTX 4060 Ti~52〜60 fps~60 fps(High)非推奨C
RTX 4060 / RX 7600 / Arc B580~60 fps(High)~45〜55 fps非推奨C
💡
表の数値はCinematic(最高設定)・ネイティブ解像度・通常RT(Reconstruction除く)の目安です。設定をHighに下げると15〜20%向上、アップスケーリング使用でさらに18〜25%の改善が見込めます。1440p High + DLSS Quality / FSR Quality なら、RTX 4070でも快適な体験が可能です。

テスト環境と設定プリセット

テスト環境(TechSpot基準)
  • CPURyzen 7 9800X3D
  • RAM32GB DDR5-6000
  • ストレージNVMe SSD(必須)
  • OSWindows 11
設定プリセット概要
  • Cinematic最高設定。VRAM 12GB+推奨
  • Ultraほぼ最高。VRAM 10GB+
  • High快適ライン。大半のGPUに対応
  • Medium予算GPU向け。60fps重視

解像度別 GPU パフォーマンス詳細

以下のデータはTechSpot(40GPU実測)・DSO Gaming・GamingBoltのベンチマークをもとにした参考値です。実際の環境やゲームシーンによって前後します。

GPU1080p Cinematic1440p Cinematic4K Ultra
RTX 5090175 fps~140 fps~110 fps
RTX 4090123 fps~123 fps~82 fps
RTX 5080~130 fps~120 fps~60 fps
RTX 5070 Ti~120 fps~127 fps60 fps ◎
RX 9070 XT~105 fps~127 fps60 fps ◎
RTX 4080~110 fps~105 fps60 fps前後
RTX 5070 / RX 9070~100 fps~85〜93 fpsHigh設定なら可
RTX 4070~66〜70 fps~66 fps非推奨
RX 7800 XT~70 fps~62 fps非推奨
RX 7700 XT~60 fps~50 fps非推奨
RTX 5060 Ti~60 fps~60 fps(High)非推奨
RX 9060 XT~52〜55 fps~55 fps(High)非推奨
RTX 4060 Ti~52 fps~45 fps非推奨
Arc B580~60 fps(Medium+)~45 fps非推奨
⚠️
1080pではCPUボトルネックが生じやすい。RTX 5090でも1080p→1440pでわずか8%しかfpsが落ちないのはCPU律速のためです。1080pプレイヤーはGPU性能の一部を使い切れていない可能性があります。1440p以上ではGPU律速になり、CPU差は縮小します。

設定別の重さ——見た目を保ちながらfpsを稼ぐ方法

絶対に注意
Ray Reconstruction / Ray Regeneration
fps影響: −40〜50%

RTX 5090でも4K/30fps前後まで落ちる最重量設定。Reconstructionは草のゴーストバグを軽減する効果はあるが、fps代償が大きすぎる。現時点では無効推奨。

⚠️ DLSS 4.5 + Reconstruction同時有効化で自動的にDLSS 4.0にダウングレードされるバグあり
積極的に有効化
通常レイトレーシング(反射 + GI)
fps影響: −3〜4 fps

コストが驚くほど低い。場合によってはRT有効の方が動的GI計算が効率化されてfpsが上がるケースも。視覚品質の向上に対して無料同然のオプション。

✅ RTX 40系以降 / RX 6000系以降のGPUなら常時有効でOK
最優先で下げる
Volumetric Fog Quality
fps影響: Cinematic→Highで+18%

視覚的な差が軽微なわりにfps改善効果が最大級。「見た目を維持しながらfpsを稼ぐ」最効率の設定変更。

次に下げる
Lighting Quality
fps影響: Cinematic→Highで+15〜20%

ゲーム全体で最も処理負荷の高い項目。Cinematicは見た目の差は大きいが、Highでも十分にリッチなビジュアルが得られる。

即座にOFFに
Blur Intensity
fps影響: ほぼなし

モーションブラー。ゲームプレイ品質に悪影響を与えるだけで、fps的なメリットもほぼなし。0(無効)に設定推奨。

VRAM次第
Texture Quality
VRAM目安: 6GB→Low / 8〜10GB→High / 12GB+→Ultra

VRAM容量に応じて設定。容量不足だと突然のfps低下やクラッシュの原因になる。VRAM使用量はゲーム内で確認できる。

「最適化プリセット」の組み合わせ:Volumetric FogをHigh + BlurをOFF + Lighting QualityをUltra(Cinematicの1段下)にするだけで、Cinematic比18%以上のfps改善が見込め、見た目の差は軽微です。RTX 4070クラスで1440p/60fps前後が狙えます。

DLSS 4.5 vs FSR 4——アップスケーリング画質の実態

紅の砂漠はDLSS 4.5(Preset L/M)・FSR 4.0.3・FSR 3.1をネイティブサポートします。XeSS 2.0は非対応です。ComputerBaseとGameGPUの比較テストによる画質ランキングです。

1位
DLSS 4.5
草の葉を個別に描写し、シャープネスが最も高い。総合的に最優秀。ただしレイトレーシングと同時使用するとDLSS 4.0に自動ダウングレードされるバグがあり、実力を発揮できない場面がある。
NVIDIA RTX 20系以降
2位
FSR 4
石畳等の再現が比較的良好。草はDLSS 4.5より若干ぼやけるが、「DLSS 4.0より優れる」という評価もある。AMD公式対応のため画質・安定性ともに優秀。AMDユーザーの第一選択肢。
RDNA 4(RX 9000系)公式 / OptiScaler経由でRDNA 2/3も使用可
3位
DLSS 4.0
石畳でフリッカーとモアレが目立ち、水の再現が最も粗い。RT使用時にDLSS 4.5が自動的にこちらにダウングレードされる点に注意。
NVIDIA RTX 20系以降
4位
FSR 3.1
ComputerBaseが「uniformly dreadful(一貫してひどい)」と評した。他の3つに比べて画質差が大きく、選ぶ理由はほぼない。
全GPU対応
📊
アップスケーリング使用でfpsは18〜25%向上します。たとえばRX 9070 XTが1440p Cinematicで55fpsの場面でも、FSR 4 Quality使用後は65〜70fpsに改善。DLSS 4.5 / FSR 4は画質劣化が少ないため、積極的に活用することを推奨します。

AMD協賛タイトルなのにNVIDIAが優位——その理由

紅の砂漠はAMDとの公式提携タイトルです。FSR 4を公式ネイティブサポートし、ゲーム内にAMDの最適化チームの関与が見られます。それにもかかわらず、ベンチマーク結果ではNVIDIAが優位に立っています。

RTX 5060 Ti vs RX 9060 XT(1440p Cinematic)
RTX 5060 Ti
+8〜12%優位
RX 9060 XT
基準
RTX 4070 vs RX 7800 XT(1440p Cinematic)
RTX 4070
+10〜13%優位
RX 7800 XT
基準

BlackSpace Engineは独自エンジンであり、NVIDIA向けの低レベル最適化がより成熟している可能性が指摘されています。ただし、FSR 4の画質面ではAMDが反撃しており、特にRDNA 4(RX 9000系)ユーザーはFSR 4のネイティブ対応による画質向上の恩恵を受けられます。

発売直後に確認された問題と回避策

起動起動クラッシュ(エラー 0xc0000005)
アンチウイルスソフトがBlackSpace Engineをブロックしていることが多い。例外リストにゲームフォルダを追加するか、一時的に無効化して起動を試みる。
草のゴーストアーティファクト
草が揺れる際に残像が出る既知バグ。Ray Reconstruction有効化で軽減できるが、fps代償が大きい。パッチ対応待ちが現実的な選択肢。
アップスケールDLSS 4.5 + RT同時使用で自動ダウングレード
DLSS 4.5使用中にレイトレーシングを有効化すると、ゲームが内部でDLSS 4.0にフォールバックする。最高画質を求める場合はDLSS 4.5とRT有効を使い分けるか、FSR 4を使用する。
AMDRay Regeneration(AMD版)で雨が消える
AMD RDNA 4向けRay Regeneration有効時に雨の描画が消える既知バグ。RX 9000系ユーザーは現状Regenerationを無効にすることを推奨。
起動シェーダーコンパイルで長時間スタック
初回起動時または更新後に発生。プレイ前に時間の余裕を持って起動しておくことを推奨。スタックが異常に長い場合はゲームファイルの整合性を確認。
VRAMOut of Memoryエラー
テクスチャ品質設定を下げる(VRAM 8GBはHigh、6GBはMediumが上限目安)。32GBのRAMがない場合、スタッターも発生しやすい。
🏆
最適化品質は近年の重量級タイトルでトップクラス。TechSpotは「Kingdom Come: Deliverance IIに最も近い最適化品質」と評価。UE5を採用した多くのタイトルが抱えるシェーダースタッターや高VRAMシステムへの依存度の高さに対して、BlackSpace Engineは安定性・スケーラビリティともに高い水準を実現しています。
Writer
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ゲーミングスタイル管理人

自作PC愛好家・ゲーム歴15年超

ゲーミングPC歴は15年以上。毎年パーツを更新しながら最新トレンドを追いかけています。初心者にもわかりやすく、上級者も満足できる情報発信を心がけています。