【2026年版】グラボの価格は今後どうなる?需要と供給・円安の影響を読み解く
2026年、グラフィックボード市場は大きな転換期を迎えています。NVIDIA RTX 5000シリーズやAMD RX 9000シリーズなど注目モデルの登場により性能は飛躍的に進化しましたが、その一方で「価格が高すぎて手が出ない」という声も少なくありません。
この記事では、グラボ価格が今後どう動くのかについて、需要と供給のバランスや半導体の製造状況、円安の影響など、複数の視点から読み解いていきます。
2026年時点のグラボ価格は高止まり傾向
2026年1月現在、最新ミドルクラスのRTX 5070が約12万円前後、ハイエンドのRTX 5080は23万円超と、かつてのフラッグシップ並の価格が標準になりつつあります。これは主に以下の要因によるものです。
- 新世代メモリ(GDDR7)の採用によるコスト増
- AI処理・配信向け機能などによる多機能化
- 競争力のある製品の供給不足
- 円安のよる物価高
需要と供給 ゲーミング需要は堅調、AI需要が圧迫
ゲーミング用途の需要は、2024年からの反動で落ち着きを見せつつある一方、生成AIや映像処理用途による業務向け需要が急増しており、ハイエンドGPUが常に不足する傾向にあります。
特にRTX 5090などの上位モデルは、AI開発者やデータセンターが買い占めており、一般ユーザーへの流通が限定的となり価格が下がりにくい状態です。
円安の影響 価格にダイレクト反映
グラボ価格に大きく影響を与えているのが、為替レートの悪化です。2023年後半から円安が進行し、1ドル=150円超という水準が続いた結果、日本国内での販売価格はドル建て価格以上に割高となっています。
たとえば、海外で$599の製品が日本では9万円以上になるケースもあり、為替が安定しない限り値下げは見込みづらいといえます。
今のところ円高になりそうな兆候は見られず、むしろ今後も円安が進行する懸念のほうが強い状態となっています。
メモリやストレージも価格上昇
AI需要により、GPUだけでなくメモリやストレージの価格も大幅に上昇している点にも注意したいところです。
特に最新のDDR5メモリは、ここ2~3年で3倍以上の価格になっているものもあり、価格が暴騰してしまっています。
中古市場と型落ちモデルへの注目
こうした背景から、型落ちのRTX 4000シリーズやRX 7000シリーズの価格が見直されており、今後もしばらくは「ミドルクラスは1世代前のモデルがコスパ最強」という構図が続く可能性があります。
また、中古市場でもRTX 3070/3080などが再評価されており、価格に敏感な層の需要がシフトしています。
今後の予想|価格はどう動く?
価格下落のタイミングは主に以下のような条件が重なった場合に訪れると予想されます。
- 半導体製造ラインの安定と供給改善
- 円高への転換(為替が130円前後に戻るなど)
- 次世代GPUの発売による旧モデルの在庫調整
とはいえ、RTX 5000シリーズ以降はAI処理対応が標準化され、部品単価も上がっているため、過去のように大幅に値崩れする可能性は低いとも見られています。
また、為替の観点から見ても、今後も円安は続き、むしろ今よりもさらに円安になりそうな市場の雰囲気すら感じられる状況となっています。
まとめ|価格が下がるのを待つか、今買うか
グラボの価格は依然として高水準ですが、円安や需要圧迫といった外的要因が絡んでおり、価格低下には時間がかかるのが現実です。また、仮に価格が低下しても大幅な値崩れは期待できないと思われます。
そのため、現時点で必要な用途があるなら、価格と性能のバランスが良いモデル(例:RTX 5060、RX 9060)を選び、必要十分な構成で組むというのが現実的な選択肢となります。
逆に、「価格が高すぎる」「待てる」という場合は、2026年初頭~2026年春の動向を見ながら買い時を見極めていくのがよいでしょう。
現在の状況では、単純な値下がりはあまり期待できませんが、新製品が出ることによる型落ち品や中古品を狙うことで、比較的安価で入手することも期待できます。