007 First Light PC版 推奨スペック|スペック誤発表騒動の経緯とGTX 1660〜RTX 3060 Ti要件を解説
推奨スペックと注目の騒動を解説
IO Interactiveが5月27日に発売するスパイアクションRPG。GTX 1660〜RTX 3060 Tiの要件で「意外と軽め」と好評ですが、スペック誤発表→修正という騒動も。DLSS 4.5とフルパストレーシング対応の詳細もまとめます
- 確定スペック:最低 GTX 1660 / 推奨 RTX 3060 Ti(1080p/60fps)。当初「推奨RAM 32GB・VRAM 12GB」と誤発表されたが、IO Interactiveが社内連絡ミスと謝罪し、16GB・8GBへ修正。旧世代GPUも幅広く対応する設計
- 新設計エンジン「Glacier Next」採用で前作Hitmanより推奨GPUが大幅に上がったが、DLSS 4.5との組み合わせで下の世代でも快適に動作する余地がある
- フルパストレーシング対応・DLSS 4.5対応(MFG含む)。1440p・4Kのターゲットスペックは発売前に追加発表予定。現時点ではRTX 4070前後が目安
目次
007 First Lightとはどんなゲームか
「007 First Light」は「Hitman」シリーズで知られるIO Interactiveが開発・パブリッシュするスパイアクションRPGです。ジェームズ・ボンドが”ライセンス・トゥ・キル”を手にするまでの原点を描くオリジン作品で、26歳の若きボンドが復活したダブルオー・プログラムへ引き込まれ、複数の勢力が絡む陰謀に巻き込まれていきます。
ゲームプレイは「アクション一辺倒」ではなく、ステルスで通過するか真正面から制圧するかをプレイヤーが選べる構成です。Hitmanシリーズで培ったサンドボックス設計の思想を活かしつつ、ボンドという固有キャラクターの物語を組み合わせたタイトルです。
公式推奨スペック(確定版)
IO Interactiveが公式に発表した確定スペックは以下のとおりです。後述する誤発表騒動を経て修正された、現時点での正式なスペックです。1440p・4Kのターゲットスペックは発売前に別途追加発表される予定です。
| 最低動作 | 推奨(1080p / 60fps) | |
|---|---|---|
| 目標設定 | 1080p / 30fpsLow設定 | 1080p / 60fpsHigh設定 |
| OS | Windows 10 / 11 64-bit | |
| CPU(Intel) | Core i5-9500K | Core i5-13500 |
| CPU(AMD) | Ryzen 5 3500 | Ryzen 5 7600 |
| GPU(NVIDIA) | GTX 1660 | RTX 3060 Ti |
| GPU(AMD) | RX 5700 | RX 6700 XT |
| VRAM | 6GB以上 | 8GB以上 |
| RAM | 16GB | |
| ストレージ | 80GB SSD | |
| DirectX | DirectX 12 | |
スペック誤発表騒動——何があったのか
このスペック確定に至るまでには、ゲーミングコミュニティで一時大きな話題となった誤発表騒動がありました。
RTX 3060 Tiを推奨としながらVRAM 12GB要求するという明らかな矛盾は、コミュニティが即座に指摘しました。IO Interactiveは速やかに修正と謝罪を行い、確定スペックは「推奨GPU 8GBのVRAMで足りる」設計に落ち着きました。
解像度別のGPU目安
1440p・4Kのターゲットスペックは未発表ですが、Glacier Nextエンジンの特性と同エンジンの旧世代(Glacier)との比較から推定します。DLSS 4.5を前提とした目安です。
(DLSS前提)
Hitman: World of AssassinationではGTX 1070が推奨だったのに対し、007 First LightはRTX 3060 Tiへと要件が3世代分引き上げられています。Glacier Nextは完全に再設計されたエンジンで、パストレースをネイティブに組み込んでいるためです。ただし、最低スペックのGTX 1660対応を維持している点は評価できます。
DLSS 4.5とフルパストレーシングの詳細
GDC 2026でNVIDIAが公式発表した内容によると、007 First LightはDLSS 4.5の主要機能をすべて統合します。
| 機能 | 対応 | 対象GPU | 概要 |
|---|---|---|---|
| Super Resolution | 対応 | RTX 20系以降 | AIアップスケーリング。非ネイティブ解像度でフレームレートを確保 |
| Multi Frame Generation | 対応 | RTX 40 / 50系 | 1ネイティブフレームからAIが複数フレームを生成。4xMFGまで |
| Dynamic MFG / 6x MFG | RTX 50系専用 | RTX 50系 | 倍率を2〜6xで自動調整。3月31日より提供開始 |
| Ray Reconstruction | 対応 | RTX 20系以降 | レイトレーシング品質をAIで向上 |
| フルパストレーシング | 対応 | RTX 30系以降推奨 | GDC 2026で発表。Glacier Nextでネイティブ統合 |
フルパストレーシングはGDC 2026でControl Resonant・Tides of Annihilationとともに発表されました。Glacier Nextエンジンはパストレースをゲームプレイと分離せずコア機能として統合しており、RTX 50系でDLSS 4.5 Dynamic MFGを組み合わせた場合の映像体験がNVIDIAの主要なデモとして使われています。RTX 40系以前でもパストレースは有効化できますが、RTX 4080以上でなければフレームレートが実用水準に届かないケースが多くなる見込みです。
2026年同時期タイトルとのスペック比較
2026年前半の重量級タイトルと推奨スペックを並べると、007 First Lightの位置づけが見えてきます。
| タイトル | 発売日 | 最低GPU | 推奨GPU(1080p/60fps) | 推奨RAM |
|---|---|---|---|---|
| 007 First Light | 5月27日 | GTX 1660 | RTX 3060 Ti / RX 6700 XT | 16GB |
| バイオハザード レクイエム | 発売中 | GTX 1660(6GB) | RTX 2060 Super(8GB) | 16GB |
| デス・ストランディング 2 | 3月19日 | GTX 1660 | RTX 3070(1440p/60fps) | 16GB |
3タイトルとも最低ラインはGTX 1660で横並びです。007 First Lightの推奨GPUはRTX 3060 Tiで、バイオハザード レクイエム(RTX 2060 Super)より1段上、デス・ストランディング2(1440p基準でRTX 3070)とほぼ同水準です。2026年前半の新作としては「重すぎず、かつ最新技術も使える」中間的な位置づけです。