Masters of Albion|ピーター・モリニュー最後のゲームが4月22日PC独占リリース。「贖罪」か「またか」か
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Populous、Black and White、Fableを生んだピーター・モリニュー。43年のキャリアの最後に作るのは、それら全部を1本にまとめたゴッドゲームです
- ピーター・モリニュー最後のゲーム。4月22日にSteam早期アクセスで発売(PC独占)
- 昼はまちづくり、夜はタワーディフェンス、三人称で世界を探索——3つのゲームを1本に凝縮
- 推奨スペックはGTX 1060/RX 580と軽量。日本語対応(インターフェース・字幕)
目次
43年のキャリアの「最後の1本」
ピーター・モリニューは67歳。1989年にPopulousで「ゴッドゲーム」というジャンルを生み出し、Black and White、Fable、Theme Park、Dungeon Keeperと数々の名作を世に送り出してきた開発者です。
Masters of Albionを「キャリアの集大成」と位置づけ、自ら「これは贖罪だ(It’s about redemption)」と語っています。この言葉の背景には、2013年のGodus騒動があります。Kickstarterで約52万ポンドを調達しながら完成せず、2023年にSteamから削除された——この傷をモリニューは今も引きずっています。
恐ろしいミスを犯すだろう。恐ろしい、恐ろしいミスを。でも、それでも作りたい。
——ピーター・モリニュー、PC Gamer
3つのゲームを1本に
Masters of Albionは、モリニューの過去作を3つの柱にまとめた構成です。
舞台は「Albion」。モリニューはFableシリーズと同じ世界だと発言していますが、Fable 5ではなく独立した作品です。開始地点は麦畑しかない未開の村「Oakridge」から。
メディアの評価——期待と懸念が交錯
プレビューを出したメディアの評価は正直に言って分かれています。
「ゴッドゲームの待望の復活」
「プレイヤーが自分の邪悪さに気づく設計が秀逸」
「3つのゲームを1本に詰め込んだが、どれも元ネタほど良くなさそう」
「三人称戦闘はPS2時代の質感。ユーモアがおやじギャグレベル」
「器用貧乏(Jack of all trades, master of none)」になるリスクは否定できません。しかし、ゴッドゲームというジャンル自体が長く不在だったことを考えると、このジャンルの元祖が戻ってくること自体に価値はあります。
最大の懸念はやはりGodus騒動の再来です。早期アクセスという形式がGodusと同じだけに、「また未完のまま放置されるのでは」という不信感は拭えていません。ただし、モリニュー自身が「贖罪」という言葉を使い、元Bullfrog/Lionheadのベテラン(Media Molecule共同設立者のMark Healey、作曲家Russell Shaw等)を招集している点は、少なくとも本気度は感じます。
PC推奨スペック
| 最低 | 推奨 | |
|---|---|---|
| CPU | i5-4670 / FX-4350 | i5-7600 / Ryzen 3 2200G |
| GPU | GTX 1050 (2GB) / RX 460 | GTX 1060 (6GB) / RX 580 |
| RAM | 8 GB | 16 GB |
| ストレージ | 10 GB | 10 GB |
20人規模のインディースタジオの制作物として妥当なスペックです。現行世代のGPUならどのモデルでもまったく問題ありません。ゲーミングPCを持っていなくても、一般的なノートPCで動く可能性が高い軽さです。
日本語はインターフェース・字幕に対応。音声は英語のみです。
まとめ——買うべきか、様子見すべきか
Masters of Albionは4月22日にSteam早期アクセスで発売されます。価格は未発表です。
正直に言えば、「発売日に買う」判断は難しいタイトルです。モリニューの過去の実績は輝かしい一方で、Godus騒動の記憶も新しい。早期アクセスという形式への不安もあります。
一方で、ゴッドゲームというジャンルの元祖が「最後の1本」として全力で作ったタイトルを、2,000〜3,000円程度(推定)で体験できるなら、それは「歴史に立ち会う」価値があるかもしれません。発売後の初期レビューを確認してから判断するのが、最も安全な選択です。

