モンハンワイルズの推奨スペックでは足りない!?|解像度別におすすめなグラボとCPUを紹介
『モンスターハンターワイルズ』のPC版は、カプコンのRE ENGINEが生み出す圧巻のグラフィックと引き換えに、歴代モンハンの中でもトップクラスに重いタイトルに仕上がっています。公式の推奨スペックだけを信じてPCを買うと「思ったより全然カクつく……」と後悔する可能性が高いです。この記事では、フルHD・WQHD・4Kの解像度別に「本当に快適に狩れるグラボとCPU」をベンチマークデータをもとに紹介します。
01 公式の推奨スペックと「現実」のギャップ
まず、カプコンが公表している公式推奨スペックを確認しましょう。
| 項目 | 公式推奨スペック | 快適プレイに必要なスペック |
|---|---|---|
| GPU | RTX 2060 SUPER / RX 6600 | RTX 5060 Ti 以上 16GB VRAM |
| CPU | Core i5-10400 / Ryzen 5 3600 | Ryzen 5 9600X 以上 |
| メモリ | 16GB | 32GB 推奨 |
| ストレージ | 75GB SSD | NVMe SSD 1TB |
| 想定環境 | フルHD / 中設定 / 60fps | フルHD / ウルトラ / 100fps 快適 |
公式推奨の「RTX 2060 SUPER」は、あくまでフルHD・中画質・60fps・アップスケーリング併用が前提です。ウルトラ設定やWQHD以上の解像度で遊ぼうとすると、この構成ではまともにフレームレートが出ません。さらにモンハンワイルズはVRAM消費が非常に大きく、8GB以下のグラボでは高解像度で深刻な性能低下が起きます。
02 解像度別|快適に狩れるおすすめグラボ
モンハンワイルズで「快適」と言えるラインは、ウルトラ設定で平均60fps以上が目安です。できれば100fps以上あると、動きの激しいモンスターとの戦闘でもヌルヌル動きます。解像度別のおすすめGPUを先にまとめておきます。
MONSTER HUNTER WILDS — RECOMMENDED
解像度別 おすすめスペック早見表
次に、主要GPUのモンハンワイルズにおけるフレームレートを解像度別に比較します。ウルトラ設定・DLSS / FSR使用時の平均fps参考値です。
| GPU(VRAM) | フルHD | WQHD | 4K | 相対性能 |
|---|---|---|---|---|
| RTX 5080(16GB) | 175 fps | 150 fps | 115 fps | |
| RTX 5070 Ti(16GB) | 160 fps | 143 fps | 107 fps | |
| RTX 5070(12GB) | 135 fps | 115 fps | 82 fps | |
| RX 9070 XT(16GB) | 110 fps | 100 fps | 65 fps | |
| RTX 5060 Ti(16GB) | 100 fps | 88 fps | 62 fps | |
| RTX 4060(8GB) | 76 fps | 36 fps | 16 fps |
注目すべきはRTX 4060の急落ぶりです。フルHD(76fps)ではギリギリ遊べますが、WQHDに上げた瞬間に36fpsまで崩壊します。これは8GBのVRAMが完全に不足しているためです。モンハンワイルズではVRAM容量がフレームレートを左右する最大の要因になります。
フルHD(1080p)で遊ぶ場合
フルHDならRTX 5060 Ti(16GB)が最有力です。ウルトラ設定でも平均100fps前後が出るため、戦闘中にカクつくことはまずありません。価格も約8万円台と手頃で、16GBのVRAMを積んでいるので今後のアップデートで高解像度テクスチャが追加されても安心です。
予算を抑えたいなら、AMD Radeon RX 9070 XT(16GB)も選択肢に入ります。NVIDIA製に比べるとDLSS 4が使えない分フレームレートはやや控えめですが、16GB VRAMでフルHD 110fps前後と十分な性能を持っています。
WQHD(1440p)で遊ぶ場合
WQHDモニターで快適に遊ぶならRTX 5070(12GB)以上がおすすめです。DLSS使用時に115fps前後が出るため、高画質と滑らかさを両立できます。12GBのVRAMはWQHDであれば問題ありませんが、テクスチャ品質を「高」に下げておくとより安定します。
予算に余裕があるならRTX 5070 Ti(16GB)を選べば、WQHD 143fpsで完全にストレスフリーです。4Kへの将来的なステップアップも視野に入ります。
4K(2160p)で遊ぶ場合
4Kウルトラは現行GPU全体を見ても負荷が非常に高いです。RTX 5070 Ti(16GB)以上が現実的なラインで、DLSS併用で107fps前後が出ます。RTX 5080なら115fpsまで伸びますが、価格差を考えるとRTX 5070 Tiのコスパが光ります。
RTX 5070(12GB)でも4K 82fpsと遊べなくはありませんが、今後のパッチでVRAM消費が増える可能性を考えると、4Kで長く遊びたいなら16GB VRAM搭載モデルを選んでおきたいところです。
VRAM 8GBの「落とし穴」
モンハンワイルズ最大の落とし穴がVRAM消費量です。ウルトラ設定時のVRAM使用量はフルHDでも約11GB、4Kでは14GB超に達します。
RTX 4060 Ti には8GB版と16GB版の2種類が存在します。8GB版は4Kウルトラで14fpsまで沈むのに対し、16GB版は43fpsまで出ます。同じGPUでもVRAM容量だけで3倍の差がつきます。モンハンワイルズにおいてVRAMがいかに重要かを示す象徴的なデータです。詳しくはVRAM検証記事も参考にしてみてください。
03 CPUはどこまで影響する?
モンハンワイルズはGPU負荷が高いゲームですが、CPUの影響もゼロではありません。フルHD・ウルトラ設定(RTX 4090使用時)でのCPU別フレームレートを見てみましょう。
| CPU | 平均fps | 1% Low | 相対性能 |
|---|---|---|---|
| Ryzen 7 9800X3D | 176 fps | 113 fps | |
| Core Ultra 7 265K | 160 fps | 96 fps | |
| Ryzen 5 9600X | 148 fps | 85 fps | |
| Core i5-13400 | 125 fps | 74 fps | |
| Ryzen 5 4500 | 73 fps | 45 fps |
ゲーミング最強はRyzen 7 9800X3Dで、3D V-Cacheの恩恵がモンハンワイルズでもしっかり効いています。ただし、2位のCore Ultra 7 265Kとの差は約10%です。GPUの差に比べれば小さいため、CPUに予算を全振りするよりもGPUのグレードを1段上げる方がフレームレートへの貢献は大きいです。
コスパ重視ならRyzen 5 9600Xで十分です。148fpsあればGPU側がボトルネックになるケースがほとんどなので、浮いた予算をグラボに回すのが賢い選択です。
04 メモリ・SSD・その他のスペック
GPU・CPU以外で押さえておくべきポイントを手短にまとめます。
05 DLSS・FSR設定でフレームレートを稼ぐ
モンハンワイルズはDLSS 4(NVIDIA)とFSR 3(AMD)の両方に対応しています。アップスケーリングとフレーム生成を使うことで、画質をほとんど落とさずにフレームレートを大幅に引き上げられます。
「フレームレートが足りない」と感じたら、グラボを買い替える前にまずDLSS / FSRの設定を見直しましょう。アップスケーリングを「クオリティ」、フレーム生成を「ON」に設定するだけで、体感のなめらかさが劇的に改善されることが多いです。
06 まとめ:解像度別おすすめスペック
Conclusion 2026
推奨スペックを鵜呑みにせず
「遊びたい解像度」から逆算しよう
モンハンワイルズの公式推奨スペックは「中設定・60fps」が前提で、ウルトラ設定で快適に狩りたいならそれ以上のGPUが必要になります。とりわけVRAM 8GBのグラボではWQHD以上で深刻な性能低下が起きるため、12GB以上——できれば16GB VRAMのモデルを選ぶのが鉄則です。
フルHDなら「RTX 5060 Ti」、WQHDなら「RTX 5070」、4Kなら「RTX 5070 Ti」がそれぞれの解像度で最もコスパの良い選択肢です。CPUはRyzen 5 9600Xクラスで十分なので、浮いた予算はグラボに回しましょう。