【2026年版】ゲーミングPCの予算はいくら?価格帯別おすすめ構成
ゲーミングPCが欲しいけれど、「結局いくら出せばいいの?」と迷っていませんか。2026年はDDR5メモリの高騰もあり、以前より予算のハードルが上がっています。この記事では、2026年2月時点の実勢価格をもとに、15万・25万・35万の3つの予算帯でコスパ最大の構成を紹介します。
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SECTION 01ゲーミングPCの予算目安はいくら?【2026年の相場】
結論から言うと、2026年2月現在、新品パーツでまともなゲーミングPCを組むには最低15万円が必要です。数年前は10万円でも組めましたが、DDR5メモリが高騰したことでエントリーラインが大きく上がりました。
「5万円で組める」という情報は中古パーツ前提のものが多く、保証や耐久性を考えると初心者にはおすすめしにくいです。
以下が2026年時点での予算別ポジションです。
| 予算帯 | GPU | CPU | 解像度 | 一言 |
|---|---|---|---|---|
| 15万円 | RTX 5060 | Ryzen 5 9600 | フルHD | ほぼ全ゲームが快適に動く |
| 25万円 | RTX 5070 | Ryzen 7 9700X | WQHD | 高画質で妥協なし |
| 35万円 | RTX 5080 | Ryzen 7 9700X | 4K | 最高設定+配信もOK |
少しでも予算を抑えたい方へ:中古パーツの活用も選択肢のひとつです。ただしリスクもあるため、中古ゲーミングPCの選び方と注意点を必ず確認してください。
「今は待つべき?」という方はPCは今が買い時?待つべき?も参考になります。
SECTION 0215万円のゲーミングPC構成 — フルHDが快適に遊べるエントリーモデル
新品パーツで組める最もコスパの良い構成です。フルHD解像度なら、ほとんどのゲームを中〜高設定で快適にプレイできます。
お金の行き先 — 15万円の内訳
メモリだけで予算の22%を占めています。DDR5が高騰する前は5〜8%程度だったので、実質的にメモリ代だけで2万円以上割高になっている計算です。逆に言えば、メモリ価格が落ち着けば同じ15万円でもGPUを1ランク上げられる可能性があります。
この構成で遊べるゲームの目安です。フルHD解像度・中〜高設定での参考fpsになります。※fps値は各種ベンチマークサイトの実測データをもとにした参考値です。実際の数値はドライバや設定により変動します。
| ゲームタイトル | フルHD(中設定) | フルHD(高設定) |
|---|---|---|
| Valorant | 300fps+ | 250fps+ |
| Apex Legends | 180fps+ | 144fps+ |
| モンハンワイルズ | 80fps前後 | 60fps前後 |
| 原神 | 60fps(上限) | 60fps(上限) |
| Cyberpunk 2077 | 70fps前後DLSS使用 | 60fps前後DLSS使用 |
数字だけ見ても実感が湧きにくいので、体感レベルでの違いを補足します。
Valorant・Apexなどの対戦FPSでは、144fps以上を安定して維持できるため、144Hzゲーミングモニターの性能をフルに活かせます。敵の動きがなめらかに見え、エイムの追従も明らかに良くなるレベルです。
一方、モンハンワイルズやCyberpunkのような重量級タイトルでは「遊べるけど、映像美を堪能するには設定を落とす場面がある」という感覚。画質よりフレームレートを優先する設定が基本になります。
WQHDや4Kモニターへのアップグレードを考えているなら、GPU性能が足りなくなるので最初から25万円構成を選んだ方がトータルコストは下がります。
この構成はAM5プラットフォームを採用しているため、マザーボードを変えずにCPUやGPUをアップグレードできます。「今は15万が限界だけど、将来25万相当にしたい」という方には最適です。
- 半年〜1年後:GPUをRTX 5070に換装(+3万円程度)→ WQHD対応に
- メモリ価格が落ち着いたら:16GB→32GBに増設(差額1〜2万円)
- 必要に応じて:SSDを1TBに追加(~8,000円)で容量不足を解消
最終的にGPU + メモリ + SSDの3点を段階的に換えれば、追加5〜6万円で25万円構成と同等の性能に到達します。一括で25万円を出すのが難しい方はこの方法を検討してください。
RTX 5060の詳しいベンチマークはRTX 5060レビューで解説しています。Ryzen 5 9600の特徴はRyzen 5 9600レビューをどうぞ。
SECTION 0325万円のゲーミングPC構成 — WQHDで高画質、妥協ゼロの万能マシン
15万円構成から10万円予算を上乗せすると、GPU・CPU・メモリのすべてがワンランク上がり、WQHD(2560×1440)で高画質プレイが快適になります。最もコスパが高い価格帯です。
お金の行き先 — 25万円の内訳
GPU比率が38%と、理想の40〜50%にやや届いていません。これもDDR5高騰の影響で、本来GPU(RTX 5070 Ti)に回せるはずだった予算をメモリに奪われている構図です。ただし、25万円という予算帯には約3万円の余裕があるため、CPUクーラーやケースファンなど「快適性」に投資できるのが強みです。
| ゲームタイトル | フルHD(高設定) | WQHD(高設定) |
|---|---|---|
| Valorant | 400fps+ | 300fps+ |
| Apex Legends | 240fps+ | 170fps+ |
| モンハンワイルズ | 100fps+ | 70fps前後 |
| 原神 | 60fps(上限) | 60fps(上限) |
| Cyberpunk 2077 | 100fps+DLSS使用 | 70fps前後DLSS使用 |
fps表の数字以上に、体感の差が大きいのがこの価格帯です。
WQHDはフルHDの約1.8倍のピクセル数があり、画面の精細さが明らかに違います。文字のギザギザが消え、遠くの敵や背景のディテールがくっきり見える。特にオープンワールド系(モンハンワイルズ、原神など)では「同じゲームなのに別世界」と感じるほどの差があります。
メモリが32GBになることの恩恵も日常的に実感できます。ゲーム中にDiscord、ブラウザ(20タブ以上)、OBSを同時に開いても動作がまったくカクつきません。16GBだとこれが厳しく、タブを閉じたりアプリを切り替えたりする手間が発生します。
RTX 5070の性能についてはRTX 5070レビューで詳しく解説しています。メモリ容量の判断基準はメモリは何GBが正解?16GB vs 32GBをどうぞ。
SECTION 0435万円のゲーミングPC構成 — 4K対応・配信もこなすハイエンド
4K(3840×2160)で高画質プレイしたい方、ゲームと配信を同時にこなしたい方向けの構成です。RTX 5080は4K向けGPUの「現実的な最強」であり、RTX 5090(55万円〜)のような品薄・超高額モデルに手を出さなくても十分な性能を発揮します。
お金の行き先 — 35万円の内訳
35万円構成ではGPU比率が57%と突出しています。ハイエンドGPUは価格の上がり方が急なため、「予算の半分以上がGPU」という構造は4K志向では避けられません。ただしRTX 5080はRTX 5090(55万円〜)のほぼ半額で4Kを現実的にプレイできるため、ハイエンドとしてのコスパは優秀です。
| ゲームタイトル | フルHD(高設定) | WQHD(高設定) | 4K(高設定) |
|---|---|---|---|
| Valorant | 500fps+ | 400fps+ | 250fps+ |
| Apex Legends | 300fps+ | 220fps+ | 144fps+ |
| モンハンワイルズ | 140fps+ | 100fps+ | 60fps前後 |
| 原神 | 60fps(上限) | 60fps(上限) | 60fps(上限) |
| Cyberpunk 2077 | 120fps+DLSS使用 | 90fps+DLSS使用 | 60fps+DLSS使用 |
4Kの体感は、一度味わうと戻れないレベルです。27インチ以上のモニターでは、フルHDとの画質差が肉眼で明確にわかります。草木の一本一本、水面の反射、遠景の建物——すべてがシャープに描画されるため、没入感がまるで違います。
さらにRTX 5080のNVENCエンコーダーは、ゲームプレイへのパフォーマンス影響がほぼゼロで配信が可能です。「ゲームしながら配信」をやりたい方にとって、CPUエンコードではなくGPUエンコードを使えるのは大きなメリットです。
ストレージも2TBあるため、モンハンワイルズ(約50GB)、Cyberpunk 2077(約70GB)といった大型タイトルを5〜6本同時にインストールしても余裕があります。
RTX 5080の詳しい性能データはRTX 5080レビューで確認できます。さらに上のRTX 5090が気になる方はRTX 5090レビューもどうぞ。ただし現在は品薄で、価格が55万円を超えている点に注意してください。
SECTION 05グラボなしで10万円以下!APUで組む超格安ゲーミングPC
「とにかく安くPCゲームを始めたい」という方には、グラフィックボードを使わないAPU構成という選択肢もあります。AMD Ryzen 7 8700Gには高性能な内蔵GPU(Radeon 780M)が搭載されており、軽量ゲームならグラボなしで遊べます。
お金の行き先 — APU構成の内訳
GPUを省いた構成なのに合計10万円。その原因がこの内訳を見れば一目瞭然です。予算の3分の1がDDR5メモリに消えています。メモリ価格が正常化すれば7万円台で組めるポテンシャルがある構成だけに、タイミング次第でコスパが大きく変わります。
ただし遊べるゲームには限界があります。
| ゲームタイトル | フルHD(低設定) | 快適度 |
|---|---|---|
| Valorant | 100fps+ | 快適 |
| LoL / マイクラ | 60fps+ | 快適 |
| Apex Legends | 45fps前後 | ギリギリ |
| モンハンワイルズ | 20fps以下 | プレイ不可 |
| 原神 | 40fps前後 | 設定次第 |
ValorantやLoLのような軽量ゲームなら十分ですが、Apex以上の重さのゲームでは厳しいです。将来的にグラフィックボードを追加すれば、15万円構成と同等の性能に引き上げることもできます。
APU構成の詳しい解説はAPU構成ガイド2026をどうぞ。内蔵GPUでどこまで遊べるかはグラボなしでもゲームできる?で検証しています。
SECTION 06予算を無駄にしない3つの鉄則
限られた予算で最大限の性能を引き出すために、パーツ選びで押さえておくべきポイントをまとめます。
ゲームの描画性能を決めるのはGPUです。CPUやメモリに予算を割きすぎると、肝心のフレームレートが伸びません。15万円なら5〜6万円、25万円なら8〜10万円をGPUに充てるのが鉄則です。
フルHDしか使わないのにRTX 5080を買っても、その性能の半分も使い切れません。モニターの解像度を先に決めて、それに見合ったGPUを選びましょう。グラボの性能の見方も参考にしてください。
2026年はDDR5メモリの価格変動が激しく、構成全体のコストに直結します。購入前にメモリ高騰の最新動向と今後の見通しをチェックして、高値掴みを避けましょう。メモリが安い時期を狙えば、同じ予算でワンランク上のGPUに手が届くこともあります。
SECTION 07まとめ — 予算別おすすめ構成の早見表
| 項目 | 15万円 | 25万円 | 35万円 | APU(10万円) |
|---|---|---|---|---|
| GPU | RTX 5060 | RTX 5070 | RTX 5080 | 内蔵 780M |
| CPU | Ryzen 5 9600 | Ryzen 7 9700X | Ryzen 7 9700X | Ryzen 7 8700G |
| メモリ | 16GB | 32GB | 32GB | 16GB |
| SSD | 500GB | 1TB | 2TB | 500GB |
| 対応解像度 | フルHD | WQHD | 4K | フルHD(低設定) |
| 向いてるジャンル | 全ジャンル | 全ジャンル | 全ジャンル + 配信 | 軽量ゲームのみ |
コスパ重視ならこの選択
- フルHDモニターで遊ぶなら15万円構成
- WQHDモニターを持っている or 買う予定なら25万円構成
- とりあえずPCゲームを始めたいならAPU構成
画質・体験を妥協しないなら
- WQHDで高リフレッシュレートなら25万円構成
- 4K + 配信の「全部乗せ」なら35万円構成
- メモリ価格が下がるまで待てるなら15万円でも十分
2026年のゲーミングPCは、DDR5メモリ高騰の影響でエントリーラインが15万円まで上がっています。しかし、RTX 50世代のGPUはコスパが優秀で、15万円でもフルHD全ゲーム快適という性能が手に入ります。大切なのは「使う解像度に合った構成を選ぶこと」。予算を正しく配分すれば、無駄な出費を避けて最高のゲーム体験ができます。