【2026年版】Core i5-14400F は今でも買い?性能・価格・ゲーム用途を徹底検証
発売から2年以上が経過した今も、Core i5-14400FはCPU販売ランキングの上位に居続けています。Core Ultraシリーズが登場した後もなお、多くのゲーマーや自作PCユーザーがこのCPUを選んでいます。「型落ちなのになぜ売れ続けるのか」「2026年のいま組んでも後悔しないのか」——スペック・ゲーム性能・価格の3軸で徹底的に検証します。
01 Core i5-14400F 基本スペックまとめ
Spec Sheet
Core i5-14400F
02 型落ちなのに売れ続ける理由
Core i5-14400Fは2023年発売のRaptor Lake世代。最新のCore Ultraシリーズが出揃った2026年においても、実際の販売数ではCore Ultra 5やCore Ultra 7を上回るケースが目立っています。その背景には明確な理由があります。
Why It Sells
2026年も売れ続ける3つの理由
まず価格です。実勢価格2.5万円前後という水準は、最新のCore Ultra 5(4.5万円〜)と比べて約2万円安い。同じ予算でGPUをワンランク上げられるのは、ゲーミングPCにとって決定的な差になります。次にLGA1700 × DDR4の低コスト構成。2026年現在、DDR5メモリは需要増加により高騰が続いており、DDR5-6000 32GBキットは2万円を超えるケースも珍しくありません。一方でDDR4-3200 32GBは5,000〜8,000円前後で入手でき、メモリ単体で1万円以上の差が生じます。i5-14400FはDDR4/DDR5どちらも使えるため、この差をそのままコストメリットとして享受できます。そしてゲーム性能の実用十分さ。フルHD〜1440pでの一般的なゲームプレイであれば、最新CPUとの差を体感しにくいという現実があります。
03 ゲームベンチマーク:主要タイトルでの実力
RTX 4090・1080p・CPU律速条件での平均fps参考値です。CPUの素の実力差が最も出やすい条件で計測しています。4K・1440p環境ではGPUがボトルネックになるためCPU差はほぼ消えます。
| タイトル | i5-14400F | i5-14500 | Ryzen 5 9600X | 相対スコア |
|---|---|---|---|---|
| サイバーパンク2077 | 138 fps | 144 fps | 151 fps | |
| フォートナイト | 198 fps | 208 fps | 215 fps | |
| CS2 | 312 fps | 328 fps | 345 fps | |
| ホグワーツ・レガシー | 142 fps | 148 fps | 155 fps | |
| モンスターハンターワイルズ | 112 fps | 118 fps | 124 fps | |
| ヴァロラント | 348 fps | 362 fps | 375 fps | |
| FF XIV: 黄金のレガシー | 162 fps | 170 fps | 175 fps | |
| 原神(ゲンシン・インパクト) | 198 fps | 207 fps | 214 fps |
上記はRTX 4090・1080p・最高品質設定での平均fps参考値です。実際のゲーミング環境(1440p・RTX 4060クラス)ではGPUがボトルネックとなりCPU差はほぼ出ません。i5-14400FはCS2・ヴァロラントなど競技系タイトルでの使用に特に向いています。
04 i5-14500 / Ryzen 5 9600X と徹底比較
よく比較されるi5-14500(同世代上位)とRyzen 5 9600X(最新世代コスパモデル)の3者を並べます。「何を重視するか」によって正解が変わります。
| 比較項目 | i5-14400F | i5-14500 | Ryzen 5 9600X |
|---|---|---|---|
| アーキテクチャ | Raptor Lake(Intel 7) | Raptor Lake(Intel 7) | Zen 5(4nm) |
| コア / スレッド | 14C / 20T | 14C / 20T | 6C / 12T |
| ブーストクロック | 4.7 GHz | 5.0 GHz +0.3 | 5.4 GHz 最速 |
| L3キャッシュ | 20 MB | 24 MB | 32 MB 最大 |
| TDP(定格) | 65 W 省電力 | 65 W | 65 W(同等) |
| ゲーム性能(平均) | 基準 | +4〜6% | +8〜14% 最上位 |
| マルチコア性能 | 高い(Eコア8基) | 高い(同等) | やや劣る |
| 内蔵GPU | なし | UHD 770 あり | Radeon(2-core) |
| 対応メモリ | DDR4 / DDR5 両対応 | DDR4 / DDR5 | DDR5のみ |
| ソケット | LGA1700 | LGA1700 | AM5 |
| 実勢価格(2026年2月) | 約 2.5万円〜 最安 | 約 4.5万円〜 | 約 3.5万円〜 |
| 将来の拡張性 | 低い(LGA1700終了) | 低い(同) | 高い AM5継続 |
i5-14500との差はゲーム性能で5%前後とわずかですが、価格差は約2万円。その差でGPUやメモリ・ストレージに投資できると考えると、コスパ面ではi5-14400Fが依然として強い立場にあります。Ryzen 5 9600Xはゲーム性能・1コア性能で上回りますが、AM5プラットフォームはDDR5必須であることに注意が必要です。2026年現在DDR5メモリは高騰が続いており、DDR4と比べて同容量で1万円以上高くなるケースが多い状況です。CPU単体の価格差だけでなく、マザーボード+DDR5メモリのプラットフォームコストを含めた総額で比較すると、必ずしもRyzen 5 9600Xの方が安くなるとは限りません。
05 どんなゲーム・用途に向いているか
06 i5-14400F が「買い」な人・「やめておく」べき人
「買い」な人
- とにかく初期費用を抑えたい人。浮いた予算でGPUをワンランクアップする方がゲーム性能は大きく上がる
- フルHD〜1440pでゲームを楽しめれば十分な人。このレンジではCPUのグレード差は体感しにくい
- DDR4メモリを流用したい人。LGA1700+DDR4は今も最もコスパの良い組み合わせの一つ
- CS2・ヴァロラントなど競技系FPSメインのプレイヤー。高フレームレートを安価に確保できる
- 初めて自作PCを組む人。LGA1700対応マザーの情報が豊富で組みやすく、サポートも充実
他を検討すべき人
- 長期間(5年以上)同じ構成を使い続けたい人。LGA1700は世代終了済みのため将来のCPU換装に制限がある
- 4K・240Hz以上の超高リフレッシュ環境で最高fps を追求したい人。CPU性能差が顕在化しやすい
- 本格的な動画編集・3DCGも並行する人。エンコード速度でRyzen 9やCore Ultra上位と差が出る
- グラボなしで一時的に使いたい人。内蔵GPU非搭載のため必ずGPUが必要(i5-14500を選ぶこと)
- NPU・AI PCの恩恵を受けたい人。LGA1700世代はNPU非搭載のため、AI機能はCore Ultra世代に劣る
07 2026年の結論:「コスパ自作の定番」はまだ現役
Verdict 2026
Core Ultraより売れている理由は
「価格と実用十分さ」のバランス
Core i5-14400Fが2026年も売れ続けているのは、単なる惰性ではありません。約2.5万円という価格で14コア20スレッドのゲーミング性能が手に入るという事実が、多くの自作ユーザーにとって今も十分な説得力を持ち続けています。
「最新CPUを買えばよりよい」のは事実ですが、同じ予算でGPUに投資したほうがゲームの体験は大きく向上します。RTX 4060〜4070クラスのGPUと組み合わせた1440pゲーミングでは、CPUによる性能差は実質ほぼ出ません。
将来性・最新機能・AI用途を重視するならCore Ultraへ。今すぐ快適にゲームをしたい、予算を最大限ゲームに向けたいなら、i5-14400Fは2026年においても正当な選択肢です。
総評:型落ちでも売れ続ける理由は「価格と実用十分さのバランス」に尽きます。DDR5メモリ高騰が続く2026年においては、DDR4で構成できるLGA1700プラットフォームのコストメリットがさらに際立っています。予算を最大限ゲームに向けたい人・初めて自作する人・DDR4流用構成を組む人には今も有力な選択肢です。将来性・AI機能を重視するならCore Ultra世代への移行を検討してください。