SILENT HILL f GPU別ベンチマーク【2026年版】|和製J-ホラーUE5で4K 60fpsを出せるのはRTX 5090のみ——16GPU実測解説

SILENT HILL f GPU別ベンチマーク【2026年版】|和製J-ホラーUE5で4K 60fpsを出せるのはRTX 5090のみ——16GPU実測解説

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GPU Benchmark 2026 — SILENT HILL f
SILENT HILL f GPU別ベンチマーク
和製J-ホラーUE5で4K 60fpsを出せるのはRTX 5090のみ——16GPU実測解説
NeoBards Entertainment開発・Konami刊行の2025年9月25日発売作品。1960年代の架空の日本町「戎ヶ丘」を舞台にした和製J-ホラー。Unreal Engine 5.4.2のSoftware Lumen採用、DLSS・FSR Frame Generationが非対応という特異点を持ち、AMD GPUが比較的健闘する傾向があります。初週100万本のシリーズ最速ヒット作を16GPU×3解像度で徹底解説します。
16GPU実測1080p / 1440p / 4KUE5.4.2 Software LumenFG 非対応AMDが健闘

SILENT HILL fは2025年9月25日にSteam・Epic Games Store・PS5・Xbox Series X|Sで発売されました。NeoBards Entertainment(台湾)が開発を担当し、シリーズで初めて舞台を日本に据えたナンバリング新作です。1960年代の架空の町「戎ヶ丘(えびすがおか)」を舞台に、女子高生の清水ヒナ子を主人公とした和製J-ホラー。シナリオは「ひぐらしのなく頃に」で知られる竜騎士07氏が担当し、初週100万本を達成するシリーズ最速のヒット作となりました。

2024年のサイレントヒル2リメイク(Bloober Team開発)と比較されがちですが、本作は開発元・エンジン最適化・ゲームデザインすべてが別物です。使用エンジンはUnreal Engine 5.4.2で、LumenはSoftware Lumen実装(サイレントヒル2リメイクはHardware Lumen)。この違いが性能傾向を決定づけており、サイレントヒル2リメイクでは苦戦したAMD GPUが、本作では逆に健闘する結果になっています。

本記事では16GPU×3解像度の実測データを掲載し、Software Lumenの挙動・DLSS 4対応とFrame Generation非対応という矛盾・RX 7900 XTXがRTX 4080を上回るAMD優位傾向・VRAM要件・そしてサイレントヒル2リメイクとの明確な違いまで解説します。

テスト環境と設定条件
テスト対象SILENT HILL f PC版(Steam版、最新パッチ適用)
グラフィック設定最高プリセット
アップスケーリングネイティブ と DLSS Quality / FSR Quality 両方(項目ごとに明記)
APIDirectX 12
テスト解像度1920×1080 / 2560×1440 / 3840×2160
CPURyzen 7 9800X3D
メモリDDR5-6000 32GB(デュアルチャネル)
計測シーン戎ヶ丘市街・神社境内・室内霧エリア(複数シーン平均)
注記*印は複数の海外ベンチマークデータを基にした参考値。実機環境・ドライバーにより前後します
GPU別ベンチマーク(最高設定・DLSS Quality / FSR Quality)

1440pを基準に降順で並べています。1440p 最高設定 DLSS Quality で安定60fps以上の最低ラインはRTX 5070(avg 76fps)4K 最高設定ネイティブ60fps達成はRTX 5090(avg 113fps・DLSS Quality時)のみという重量級タイトルです。Frame Generationが使えない分、純粋なGPU性能で勝負する必要があります。

GPU1080p1440p(基準)4K
RTX 5090
186
152
113
RTX 5080
138
107
71
RTX 4090
155 *
120 *
80 *
RTX 5070 Ti
123
94
61
RX 7900 XTXAMD
122 *
91 *
56 *
RTX 4080 Super
118 *
88 *
54 *
RTX 4080
117 *
87 *
52 *
RX 9070 XTAMD
115 *
85 *
51 *
RTX 4070 Ti Super
105 *
77 *
46 *
RTX 5070
103
76
48
RTX 4070 Ti
96 *
69 *
42 *
RTX 4070 Super
90 *
65 *
39 *
1440p 60fps ライン(DLSS/FSR Quality)
RX 9070AMD
86 *
60 *
34 *
RTX 4070
82 *
55 *
32 *
RX 7800 XTAMD
78 *
53 *
30 *
RTX 4060 Ti 16GB
66 *
45 *
25 *
RTX 4060
52 *VRAM注意
34 *VRAM不足
18 *非推奨

*印は複数の海外ベンチマークメディアおよびnichepcgamer.com・boostudio.jpの検証値を基にした参考値。RTX 50シリーズの各解像度は一次ソースの実測値、RX 7900 XTX・RTX 4080の1440pネイティブ実測値は海外検証から引用しています。CPUはRyzen 7 9800X3D使用。数値はDLSS Quality / FSR Quality使用時の平均fpsで、完全ネイティブ値は10〜15%ほど低くなります。

UE5.4.2 + Software Lumen——AMDに優しいエンジン構成

本作のエンジンはUnreal Engine 5.4.2で、LumenはSoftware Lumen実装です。Lumenには2つの動作モードがあり、Hardware LumenはGPUのRTコアを使った高精度なGI計算、Software Lumenはシェーダー演算でGIを近似計算する方式です。本作は後者を採用しており、NVIDIAのRTコアの優位性が直接fpsに反映されない構造になっています。

この構造が生むのが、通常期待されるNVIDIA優位の構図が崩れるという現象です。ベンチマーク表を見ると、RX 7900 XTXが1440pでRTX 4080を上回る(91fps vs 87fps)結果になっており、通常のゲームでは見られない逆転が起きています。RX 9070 XTもRTX 4070 Ti Superとほぼ同水準で、AMDユーザーにとっては非常に朗報と言えるタイトルです。

サイレントヒル2リメイクとは真逆:同じサイレントヒルシリーズでも、2024年のリメイク版(Bloober Team開発)はHardware Lumen採用でNVIDIAが明確優位でした。本作はSoftware Lumen採用でAMD健闘という真逆の傾向を示しています。使用エンジンのLumen実装が違うだけで性能傾向がここまで変わる好例です。

DLSS 4対応だがFrame Generationは非対応という矛盾

本作はDLSS 4のSuper Resolution(超解像)に対応していますが、DLSS Frame Generation・FSR 3 Frame Generationはどちらも非対応です。2025年後半発売の大型UE5タイトルとしては非常に珍しいケースで、特にRTX 50シリーズ購入層にとって大きな意味を持ちます。

RTX 50シリーズ購入層への注意:RTX 50系の最大の強みであるDLSS 4 Multi Frame Generation(MFG)は本作で使用できません。「RTX 5070 Ti でサイレントヒルfの4K 60fpsを狙う」といった期待はMFG非対応のため難しく、純粋なGPU性能(とSuper Resolution)だけで勝負する必要があります。4K 60fps以上を安定して出せるのはRTX 5090のみという結論は、Frame Generationが使えないことが主因です。

DLSS Super Resolution自体はDLSS 4のTransformerモデルが使えるため、画質とアップスケーリング性能は高水準です。ゲーム内蔵のDLSSバージョンは3.7.10ですが、NVIDIA App経由で最新のTransformerモデルに差し替えることで画質が向上します。DLAA(DLAAアンチエイリアシング)もNVIDIA App経由で有効化可能です。

4K 60fps達成はRTX 5090のみ

本作で最も衝撃的な結果が、4K最高設定でスムーズに60fpsを維持できるGPUはRTX 5090だけという事実です。RTX 5080(avg 71fps)・RTX 4090(avg 80fps想定)でもDLSS Quality使用時に60fps超を確保できますが、完全ネイティブでは届きません。Frame Generationが使えないためGPU性能で押し切るしかなく、現行タイトルの中でも4K運用のハードルが特に高いタイトルです。

4Kを諦めて1440p運用に切り替えれば、RTX 5070(76fps)・RX 9070(60fps)・RTX 4070 Super(65fps)あたりから快適プレイ可能になります。DLSS Quality / FSR Quality を前提にすれば、ミドル帯GPUでも十分戦えるゲームです。

VRAM要件——12GBが実質的な最低ライン

本作のVRAM消費は現行UE5タイトルの中では重い部類に入ります。1440p最高設定 + DLSS Qualityで10〜12GB、4Kで12GB超を要求するため、8GB GPUでは1080pでも設定に制約が出ます。

設定・解像度VRAM目安8GB GPU12GB GPU16GB GPU
1080p 中設定約 7〜8 GBギリギリ十分十分
1080p 最高設定約 9〜10 GB不足十分十分
1440p 最高設定約 10〜12 GB使用不可ギリギリ十分
4K 最高設定約 12 GB超使用不可不足十分

RTX 4060 Ti(8GB版)・RTX 4060・RTX 4060 Ti 16GB版で挙動が異なるため、8GB版ユーザーは設定を調整する必要があります。これから購入する場合は12GB以上を強く推奨します。

シェーダースタッター——サイレントヒル2リメイクより改善

UE5タイトルで話題になるシェーダーコンパイルスタッターですが、本作はサイレントヒル2リメイク(2024)より明確に軽減されているとの評価が複数の検証で共通しています。完全に解消されているわけではなく、トラバーサルスタッター(マップ移動時のカクつき)は一部のエリアで発生しますが、プレイ体験を損なうレベルではありません。

NeoBardsは本作以前にバイオハザードRE:Verseなどの開発を担当しており、UE5の扱いに慣れたチームです。その経験がシェーダースタッター問題の緩和につながっています。また、CPU依存度が低く、GPUバウンド寄りな設計のため、Ryzen 5 5500クラスの推奨CPUでもGPU性能をほぼ引き出せる点も良好な特徴です。

AMD vs NVIDIA——Software LumenでAMD健闘
比較ペア1440p(DLSS/FSR Q)評価
RX 7900 XTX vs RTX 408091fps vs 87fpsAMDが4fps優位(通常のゲームでは互角かNVIDIA有利)
RX 9070 XT vs RTX 5070 Ti85fps vs 94fpsNVIDIAがやや優位(約9fps差)
RX 9070 vs RTX 507060fps vs 76fpsNVIDIAがリード
RX 7800 XT vs RTX 407053fps vs 55fpsほぼ互角

全体の傾向としては、RX 7900 XTX が特筆した健闘を見せる一方で、RX 9070系はRTX 50系と互角〜やや劣る結果になっています。AMD優位のタイトルとまでは言えませんが、「AMD GPUだから明らかに遅い」という他のUE5タイトルのような構図にはなっていない点が本作の特徴です。TSR(Unreal標準のアップスケーリング)の実装がやや弱く、AMDユーザーはTSRよりFSR Quality の方が画質・性能とも良好との評価があります。

解像度別おすすめGPU
1080p / 快適プレイ
RTX 4060 Ti 16GB / RX 7800 XT

1080p最高設定 + DLSS Qualityで60fps以上を狙うならRTX 4060 Ti 16GB(66fps)・RX 7800 XT(78fps)が最低ライン。RTX 4060はVRAM 8GBの影響で1080p最高設定が厳しいため、16GBモデルを強く推奨します。

1440p / 快適プレイ
RTX 5070 / RX 9070

1440p最高設定 + DLSS Qualityで60fps以上のラインはRTX 5070(76fps)・RX 9070(60fps)。RX 9070 XT(85fps)・RTX 4080(87fps)なら余裕があります。本作はAMDが健闘するタイトルなのでRX 9070系はコスパ優秀です。

4K / 快適プレイ
RTX 5090 一択

4K最高設定60fps以上を安定して維持できるのはRTX 5090(113fps)のみ。RTX 5080(71fps)・RTX 4090(80fps想定)もDLSS Quality使用時は60fps超を確保できますが、負荷の高いシーンで60fpsを割ります。Frame Generationが使えないため、純粋なGPU性能で押し切る必要があります。

サイレントヒル2リメイクとの違い
項目サイレントヒルf(2025)サイレントヒル2リメイク(2024)
開発元NeoBards Entertainment(台湾)Bloober Team(ポーランド)
舞台1960年代の日本・戎ヶ丘1980年代アメリカのサイレントヒル
エンジンUnreal Engine 5.4.2Unreal Engine 5
Lumen実装Software LumenHardware Lumen
NVIDIA / AMD傾向AMDが健闘NVIDIA明確優位
Frame Generation非対応非対応
シェーダースタッター軽微顕著

同じシリーズのUE5作品でも、使用するLumen実装が違うだけで性能傾向が完全に逆転する好例です。サイレントヒル2リメイクで「AMDは苦戦する」という印象を持っていたユーザーは、本作では逆に安心してAMD GPUを選べます。

まとめ
SILENT HILL f GPU性能まとめ
  • 4K最高設定60fpsはRTX 5090のみ:Frame Generationが使えないため、純粋なGPU性能で4K 60fpsを達成するのはRTX 5090(avg 113fps)が事実上唯一の選択肢
  • 1440p最高設定60fpsの最低ラインはRTX 5070 / RX 9070:DLSS Quality / FSR Quality 使用時で60fps以上。RTX 4070 Super(65fps)・RX 9070 XT(85fps)・RTX 4080(87fps)なら余裕を持ってプレイ可能
  • Software Lumen採用でAMDが健闘:RX 7900 XTXが1440pでRTX 4080を上回る(91fps vs 87fps)異例の結果。サイレントヒル2リメイク(Hardware Lumen採用)とは真逆の構図
  • DLSS 4対応だがFrame Generation非対応:DLSS 4 Super Resolution(Transformer)は使えるが、MFG・通常のFGは不可。RTX 50シリーズの強みが本作では目減りする
  • シェーダースタッターはサイレントヒル2リメイクより改善:トラバーサルスタッターは残るが、プレイ体験を損なうレベルではない
  • VRAM 12GBが実質的な最低ライン:1440p最高設定で10〜12GBを要求。8GB GPU(RTX 4060等)は1080pでも設定に制約
  • CPU依存度は低くGPUバウンド:Ryzen 5 5500クラスでもGPU性能をほぼ引き出せる。GPU優先のPCビルドがそのまま活きる
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