ドラゴンズドグマ2 GPU別ベンチマーク【2026年最新版】|野外でAMDが逆転・市街地でGPUは無力——15GPU実測データ解説
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「RTX 4090でも市街地で60fpsに届かない」と発売当初に話題になったゲームです。CPUボトルネックという根本問題は残りつつも、2024年6月の大型パッチで1% Lowが最大66%改善されました。そして今も変わらないのが野外でAMDがNVIDIAを大幅に上回る逆転現象——RX 9070 XTはRTX 5070を25%上回り、RX 7800 XTはRTX 5070より1080p/1440pで速い。15GPU実測で全貌を解説します。
ドラゴンズドグマ2のベンチマーク記事では必ず「CPUボトルネック」が語られますが、もう一つの重要な話がほとんど取り上げられていません。野外フィールドでは、AMDがNVIDIAを価格帯を超えて逆転するという現象です。RX 9070 XTがRTX 5070 Ti と互角で、RX 9070がRTX 5070を11%上回り、RX 7800 XTがRTX 5070より1440pで速い——これはDD2だけに起きている特殊なGPUパワーバランスです。
市街地(ヴァーンワース)では逆に、どのGPUを使っても72fps前後の天井にぶつかります。RTX 5090と RTX 4070の市街地の差はわずか29%。野外の47%差と比べると、高性能GPUの優位が大幅に圧縮されます。「GPUを替えても市街地は解決しない」——これがDD2の本質です。
さらに4KではVRAMの壁が顕著で、12GBのRTX 5070より16GBのRTX 5060 Tiのほうが速いという逆転も起きます。GPU購入の参考に、15GPU×3解像度の実測データで整理します。
目次
テスト環境
GPU別fps比較(野外フィールド・GPU主導)
野外フィールドはCPUボトルネックが解消され、GPUの実力がそのまま出ます。ここではAMDの逆転が最も鮮明です。オレンジ左ボーダーがAMD、緑左ボーダーがNVIDIA。
| GPU | FHD (1080p) | WQHD (1440p) | 4K (2160p) |
|---|---|---|---|
| RTX 509032GB GDDR7 / 575W | 135 | 110 | 90 |
| RTX 409024GB GDDR6X / 450W | 123 | 84 | 77 |
| RTX 508016GB GDDR7 / 360W | 120 | 89 | 73 |
| RX 9070 XT16GB GDDR6 / 300WRTX 5070 Tiと互角 | 113 | 80 | 70 |
| RTX 5070 Ti16GB GDDR7 / 300W | 111 | 79 | 68 |
| RTX 4080 Super16GB GDDR6X / 320W | 111 | 73 | 61 |
| RX 907016GB GDDR6 / 220WRTX 5070より速い | 108 | 72 | 62 |
| RTX 4070 Ti Super16GB GDDR6X / 285W | 104 | 70 | 54 |
| RX 7800 XT16GB GDDR6 / 263W1080p/1440pでRTX 5070超え | 103 | 68 | 52 |
| RTX 507012GB GDDR7 / 250W | 99 | 65 | 37VRAM制限 |
| RTX 308010 / 12GB GDDR6X / 320W | 98 | 64 | —VRAM不足 |
| RTX 407012GB GDDR6X / 200W | 92 | 60 | 32VRAM制限 |
| 1440p 60fps ライン(ネイティブ) | |||
| RTX 5060 Ti 16GB16GB GDDR7 / 180W | 90 | 58 | 40 |
| RTX 4060 Ti8 / 16GB GDDR6 / 165W | 88 | 48 | —VRAM不足 |
| RTX 40608GB GDDR6 / 115W | 81 | 42 | —VRAM不足 |
※単位はfps(平均値)。高設定・レイトレOFF・アップスケーリングなし・野外フィールドの数値です。4KはVRAM 13〜14GB必要なため、12GB以下のGPUはVRAM制限を受けます。*印は参照データに基づく参考値です。
4K高設定ではVRAM 13〜14GBを消費するため、12GBのRTX 5070(37fps)は16GBのRTX 5060 Ti(40fps)より低くなります。またRX 7800 XT(16GB / 52fps)はRTX 5070(37fps)を4Kで41%上回ります。4Kでの選択は「VRAM 16GB以上」が絶対条件で、RX 9070(62fps)・RX 9070 XT(70fps)はこの点でも優位に立ちます。
市街地(ヴァーンワース)のCPU天井——GPUを替えても解決しない
市街地ではポーンとNPCのAI処理がCPUを飽和させ、GPUの実力を引き出せなくなります。RTX 5090でも市街地では野外の53%程度のfpsしか出ません。
| GPU | 1080p 市街地 (CPU天井) | 1080p 野外 (GPU主導) | 利用率 (市街地/野外) |
|---|---|---|---|
| RTX 509032GB GDDR7 | 72 | 135 | 53% |
| RTX 508016GB GDDR7 | 68 | 120 | 57% |
| RTX 409024GB GDDR6X | 70 | 123 | 57% |
| RX 9070 XT16GB GDDR6 | 67 | 113 | 59% |
| RTX 507012GB GDDR7 | 62 | 99 | 63% |
| RX 907016GB GDDR6 | 65 | 108 | 60% |
| RTX 407012GB GDDR6X | 56 | 92 | 61% |
| RTX 5060 Ti 16GB16GB GDDR7 | 52 | 90 | 58% |
| RTX 40608GB GDDR6 | 45 | 81 | 56% |
※市街地はヴァーンワース(首都)、CPU: Ryzen 7 9800X3D環境での計測。旧世代CPUでは市街地fpsがさらに10〜20低下します。
野外でRTX 5090(135fps)とRTX 4060(81fps)の差は67%。しかし市街地では72fps vs 45fpsで差は60%——さらに絶対的な差は27fpsに縮まります。RTX 5080クラスに買い替えても市街地で得られる追加fpsは10〜15fps程度です。市街地のパフォーマンス向上には、CPUをRyzen 7 9800X3DやCore Ultra 9クラスにアップグレードするほうが効果的です。
DD2のAMD逆転——規模と理由
DD2のAMD優位はRDNA 2世代(RX 6000シリーズ)から続いており、RDNA 3(RX 7000)・RDNA 4(RX 9000)でも維持されています。
公式・専門メディアともに技術的な詳細は明かされていません。観測できる事実は「RT有無にかかわらずAMDが優位」「CPUボトルネック中のGPU処理効率でAMDが落ちにくい」という点のみです。RE EngineのDirectX 12実装とAMDのドライバ最適化の相性が原因とされていますが、カプコンから公式な説明はありません。DLSS 4.5(RTX 40/50系)やMFGを使えばNVIDIAが逆転できるため、アップスケーリングが必要な環境ではNVIDIAも有力な選択肢になります。
VRAM消費量——4Kは16GB必須
| 解像度 / 設定 | VRAM使用量 | 8GB | 12GB | 16GB |
|---|---|---|---|---|
| 1080p 高設定 / RTなし | 7〜8 GB | ギリギリ | 余裕 | 余裕 |
| 1440p 高設定 / RTなし | 9〜10 GB | 不足 | ほぼ満杯 | 余裕 |
| 1440p 高設定 / RTあり | 10〜11 GB | 不足 | ギリギリ | 余裕 |
| 4K 高設定 / RTなし | 11〜13 GB | 不足 | 不足 | ギリギリ |
| 4K 最高設定 / RTあり | 13〜14 GB | 不足 | 不足 | ギリギリ〜不足 |
※VRAM使用量はシーン・設定により変動します。市街地ではテクスチャストリーミングが増加するため最大値に近い値を使用します。
1440p高設定でVRAMが9〜10GBに達するため、8GBカードではテクスチャのダウングレードとスタッターが発生します。1440pには最低12GB(RTX 4070 / RX 7800 XT以上)が必要です。4Kでは16GBでも最高設定+RTだと不足することがあり、RTX 5060 Ti 16GBか RX 9070(16GB)が4Kの現実的な最低ラインです。
DLSS 4.5 / FSR 3 で市街地fps を底上げ
アップスケーリングはDD2でも有効で、特にNVIDIAのFrame Generationは市街地の「体感fps」を大幅に引き上げます。ただしFGはベースfps 60以上の環境での使用が原則です。
RTX 40/50系のDLSS Frame Generationは野外で特に効果的で、ベース90fpsに対して最大165fps相当の表示が得られます。しかし市街地のベースfpsが55fps前後の環境でFGを有効にすると、表示fps(110fps)と実際の操作応答(55fps相当)にギャップが生まれます。市街地では「FG OFF / DLSS Quality ON」でベースfpsを最大化するほうが快適なケースが多いです。AMDのFSR 3 FGも同様です。
解像度別おすすめGPU診断
またはRTX 4070(DLSS活用)
またはRTX 5070(DLSS活用)
(16GB必須)
DD2はGPUの「選び直し」が起きているゲーム
ドラゴンズドグマ2は2026年時点でもGPUベンチマークの「教科書的な例外」です。野外ではRX 9070 XTがRTX 5070 Tiと互角、RX 9070がRTX 5070を11%上回り、RX 7800 XTがRTX 5070を4Kで41%上回る——NVIDIAが常に上という常識が完全に崩れています。
市街地のCPUボトルネックは今も変わっておらず、どれだけ高価なGPUを用意しても72fps前後の天井があります。RTX 5090と RTX 4070の市街地fps差はわずか29%で、GPUへの投資対効果が著しく低い領域です。市街地の改善策はCPUアップグレード(9800X3D等)一択です。
4KではVRAM 16GBが絶対条件で、12GBのRTX 5070は16GBのRTX 5060 Tiやより安価なRX 7800 XTに劣ります。DD2に限っては「同予算でAMDを選ぶ」が最も合理的な選択です。設定最適化(レイトレ全OFFが最優先)については設定ガイド記事もあわせて確認してください。



