ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版が重い?|シャドウだけで32%改善——設定別fps影響とGPU別おすすめプリセット
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『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』PC版は、Nixxes移植作品の中でも特に良質な最適化で知られていますが、4K環境やミドルクラスGPUではfps不足に悩む場面もあります。シャドウだけで32%、モデル品質で最大16%ものfps改善が可能で、見た目への影響が小さい設定を選んで下げれば、わずかな画質妥協で大幅なパフォーマンス向上が狙えます。この記事では各設定の負荷影響を数値で示し、GPU別のおすすめプリセットまで解説します。
目次
設定の最適化だけでfpsはここまで変わる
本作は設定全体をUltraからLowに落としてもfps改善は約25%にとどまりますが、特定の設定を狙い撃ちで下げることで見た目を大きく犠牲にせずfpsを稼げます。以下のデータは1440p・RTX 3060 Ti相当の環境でのUltra→Low変更時のfps改善率をまとめたものです。
GOD OF WAR RAGNARÖK — OPTIMIZATION GAINS
設定最適化による FPS改善の参考値
設定項目別のfps影響——優先的に下げるべき3設定
以下の表はUltra→Low/Off変更時のfps改善率を降順に並べたものです。上から3つ(シャドウ・モデル品質・ライティング)だけで全体改善量の7割以上を占めます。逆に下半分の設定はほぼ負荷に影響しないため、上げ得です。
| 設定 | Ultra→Low 改善率 | 見た目への影響 | 推奨値 |
|---|---|---|---|
| シャドウ | 約32% | 中(遠景の影精度が落ちる) | Medium |
| モデル品質 | 約16%(密集シーン) | 中(遠景LODが粗くなる) | High |
| ライティング | 約8% | 大(間接光の質が落ちる) | High |
| リフレクション(SSR) | 約5% | 中(高設定でフリッカー報告あり) | Medium |
| テッセレーション | 約4%(特定エリアで21%) | 大(地形ディテール直結) | Medium〜High |
| アトモスフェリクス | 約4% | 小〜中 | Medium |
| AO(SSDO) | ほぼ0% | 中 | Ultra(上げ得) |
| 異方性フィルタリング | ほぼ0% | 小 | Ultra(上げ得) |
| テクスチャ品質 | ほぼ0%(VRAM依存) | 大 | VRAM次第(後述) |
| モーションブラー | ほぼ0% | 好み | Off |
| フィルムグレイン | 0% | 好み | Off |
| 被写界深度 | 微小 | 好み | 好み |
シャドウをMediumに下げるだけで、見た目の変化をほとんど感じずにfpsが20%以上改善します。遠くの影の精度が下がるだけで、戦闘中に気付くことはまずありません。まずここから試してください。
テクスチャ品質とVRAM——8GB GPUの壁
テクスチャ品質はfpsにほとんど影響しませんが、VRAM消費に直結する唯一の設定です。本作はVRAMの要求が比較的穏当なタイトルですが、8GB GPUでは1440p以上でテクスチャ転送の詰まりが発生する報告があります。
| テクスチャ品質 | VRAM使用量の目安 | 8GB GPU | 12GB GPU |
|---|---|---|---|
| Low | 約 6 GB | 十分 | 十分 |
| Medium | 約 7 GB | 十分 | 十分 |
| High | 約 8〜9 GB | ギリギリ | 十分 |
| Ultra(1080p〜1440p) | 約 9〜11 GB | 不足 | 十分 |
| Ultra(4K) | 約 12〜14 GB | 不足 | ギリギリ〜十分 |
RTX 4060(8GB)ユーザーへの注意:テクスチャ品質はHighまでに留めてください。Ultra設定でVRAMを使い切るとテクスチャストリーミングが詰まり、顕著なスタッターが発生します。長時間プレイ時にVRAMが18GBまで膨張するメモリリーク的な挙動の報告もあり、16GB環境でも数時間おきに再起動するのが安全です。
DLSS / FSR / XeSS——アップスケーリングの選び方
本作はDLSS 3(SR + FG)・FSR 3.1(SR + FG)・XeSS 1.3のすべてに対応しており、GPUの種類を問わずアップスケーリングとフレーム生成の恩恵を受けられます。
アップスケーリング画質の比較
| 技術 | Quality時の画質 | 推奨環境 |
|---|---|---|
| DLSS Quality | ネイティブに最も近い。シャープで安定 | NVIDIA RTX全般 |
| FSR 3.1 Quality | DLSSよりやや柔らかい描写 | AMD GPU・RTX 30系以前 |
| XeSS Quality | DLSS・FSRよりやや遅い。安定性に難 | Intel Arc GPU |
フレーム生成(Frame Generation)の推奨設定
フレーム生成はベースfpsが40fps以上ある環境で使用してください。それ以下ではフレーム間のゴーストが目立ちやすくなります。
| GPU | 推奨FG | 効果の目安 |
|---|---|---|
| RTX 40/50系 | DLSS FG(パッチ2.0以降で安定) | 約+80〜100%のfps上乗せ |
| RX 7000/9000系 | FSR 3.1 FG | 約+30fpsの上乗せ |
| RTX 30系以前 | FSR 3.1 FG(DLSS SRと併用可) | 約+30fpsの上乗せ |
RTX 30系の裏技:DLSS Super ResolutionとFSR 3.1 Frame Generationを同時に使えます。DLSS SRで高画質アップスケーリングしつつ、FSR FGでfpsを底上げ——これはDLSS FGを持たないRTX 30系ユーザーにとって実用的な選択肢です。
GPU別おすすめプリセット
RTX 4060(8GB)——1080p 60fps安定
| 項目 | 推奨値 |
|---|---|
| 解像度 | 1920×1080 |
| アップスケーラー | DLSS Quality |
| シャドウ | Medium |
| モデル品質 | High |
| ライティング | High |
| テクスチャ | High(8GBのためUltra不可) |
| AO / 異方性 | Ultra |
| その他 | Medium |
| 期待fps | 約80〜95fps(DLSS Q込み) |
RTX 4070 Super / RX 9070——1440p 快適プレイ
| 項目 | 推奨値 |
|---|---|
| 解像度 | 2560×1440 |
| アップスケーラー | DLSS Quality / FSR Quality |
| シャドウ | Medium |
| モデル品質 | High |
| ライティング | High〜Ultra |
| テクスチャ | Ultra |
| AO / 異方性 | Ultra |
| FG | ON(DLSS FG or FSR FG) |
| 期待fps | 約100〜120fps(SR+FG込み) |
RTX 4090 / RTX 5080——4K 高fps
| 項目 | 推奨値 |
|---|---|
| 解像度 | 3840×2160 |
| アップスケーラー | DLSS Quality |
| シャドウ | High(Ultraとの差が4Kでは目立たない) |
| その他 | Ultra維持可 |
| FG | ON推奨 |
| 期待fps | ネイティブ100fps / DLSS Q+FG 190fps超 |
シェーダープリコンパイルとその他の注意点
シェーダープリコンパイル——最初の15〜20分を耐える
本作は初回起動時にバックグラウンドでシェーダーのプリコンパイルが走ります。この処理にはGPUとストレージの性能次第で15〜20分かかることがあり、この間はゲーム内でカクつきが発生しやすいです。プリコンパイルが完了すればプレイ中のスタッターはほぼ解消されます。初回起動時はメインメニューのまま放置し、処理完了を待つのが最も確実です。
レイトレーシングは非対応
本作にはレイトレーシングの設定がありません。開発チームがDXR実装を検討したものの断念した経緯があり、反射はSSR(スクリーンスペースリフレクション)とキューブマップに依存しています。RT非対応であることは「設定でRTをオフにしてfpsを稼ぐ」という手段が使えないことを意味しますが、逆に言えばRT負荷がない分、他の重量級タイトルに比べてfpsが出やすいのがこのゲームの特徴です。
CPU依存度は極めて低い
本作はほぼ完全にGPUバウンドで、CPUのGPU-Busy偏差は0〜1%と報告されています。ローエンドCPU以外ではCPUがボトルネックになることはまずありません。GPUのアップグレードがそのままfps向上に直結するタイトルです。
まとめ——重いと感じたらやること3つ
2. DLSS/FSR Qualityを有効にする(さらに約40〜50%改善)
3. フレーム生成を有効にする(さらに+80〜100%)
この3ステップで、Ultra設定からfpsが2倍以上に跳ね上がります。テクスチャは8GB GPUならHigh、12GB以上ならUltra維持でOK。AO・異方性フィルタリングはfpsに影響しないので最大にしてください。モーションブラーとフィルムグレインはfpsに影響せず好みの問題なので、不要ならOffにするのがすっきりします。



