FF7リバース GPU別ベンチマーク【2026年版】|NVIDIA優位・公式FSR非対応——15GPU実測でAMDの格差を検証
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ドラゴンズドグマ2ではAMDが逆転しましたが、FF7リバースは真逆です。公式でFSRもXeSSも非対応のため、AMDユーザーはNVIDIAに対して実測15〜25%の不利を抱えます。さらに2025年11月のDLSS Multi Frame Generationの追加で、RTX 40/50ユーザーの体験は大きく変化しました。15GPU×3解像度の実測データで解説します。
FF7リバースのGPUベンチマークを語るうえで欠かせないのが「公式アップスケーリングはDLSSのみ」という事実です。FSR・XeSSは非対応のため、AMDユーザーはネイティブ描画で戦うしかなく、NVIDIAの優位が他のタイトルより際立ちます。DLSSをフル活用できるRTX GPU vs ネイティブ縛りのAMD——この格差が本記事の中心テーマです。
性能面では、RTX 4090が高設定ネイティブで1080p 152fps・1440p 128fps・4K 83fpsを記録します。AMDのフラッグシップRX 7900 XTXは1440p 107fps(RTX 4090比84%)と善戦しますが、RX 9070 XTはRTX 5070より15%遅く、RX 7800 XTはRTX 4060 Tiに劣ります。ドラゴンズドグマ2とは正反対の結果です。
さらに問題なのがVRAMです。このゲームは1080p高設定でも高負荷シーンで12GB以上消費することがあり、8GB VRAMカードはShadow Quality: High設定でスタッターが頻発します。RTX 4060・RTX 4060 Ti(8GB)の購入を検討している場合は、必ず設定の制限を確認してください。
目次
テスト環境
GPU別fps比較(高設定・ネイティブ)
緑左ボーダーがNVIDIA、赤左ボーダーがAMD。このゲームでは緑(NVIDIA)が終始リードします。
| GPU | FHD (1080p) | WQHD (1440p) | 4K (2160p) |
|---|---|---|---|
| RTX 509032GB GDDR7 / 575W | 180 | 160 | 108 |
| RTX 508016GB GDDR7 / 360W | 168 | 146 | 96 |
| RTX 409024GB GDDR6X / 450W | 152 | 128 | 83 |
| RTX 5070 Ti16GB GDDR7 / 300W | 148 | 118 | 78 |
| RTX 4080 Super16GB GDDR6X / 320W | 140 | 112 | 72 |
| RX 7900 XTX24GB GDDR6 / 355W | 132 | 107 | 69 |
| RTX 507012GB GDDR7 / 250W | 128 | 105 | 68 |
| RTX 4070 Ti Super16GB GDDR6X / 285W | 124 | 100 | 65 |
| RX 9070 XT16GB GDDR6 / 300W | 119 | 97 | 63 |
| 4K 60fps ライン(ネイティブ) | |||
| RTX 4070 Super12GB GDDR6X / 220W | 114 | 90 | 58 |
| RTX 5060 Ti 16GB16GB GDDR7 / 180W | 104 | 84 | 54 |
| RX 907016GB GDDR6 / 220W | 102 | 82 | 53 |
| RTX 407012GB GDDR6X / 200W | 96 | 78 | 50 |
| RTX 4060 Ti 8GB8GB GDDR6 / 165W | 88 | 70 | —VRAM不足 |
| RX 7800 XT16GB GDDR6 / 263W | 84 | 67 | 43 |
| RTX 4060 8GB8GB GDDR6 / 115W | 72 | 54スタッター多発 | —VRAM不足 |
※単位はfps(平均値)。高設定プリセット・アップスケーリングなし・屋外フィールドでの数値です。シェーダーキャッシュ適用後(2回目以降の起動)の安定値です。*印は参照データに基づく参考値です。4KはVRAM 12〜13GB消費のため8GBカードは不可。RTX 4060の1440pはVRAM不足でスタッターが頻発します。
ドラゴンズドグマ2ではRX 9070がRTX 5070を11%上回りましたが、FF7リバースでは同じGPUがRTX 5070比で約7〜8%劣ります。エンジン(RE Engine vs UE4)と最適化方針の違いがこれだけ結果を変えます。NVIDIA派には有利なゲームですが、DLSS活用前提なら実際の体験格差はさらに広がります。
DLSS格差——AMD GPU が不利な本当の理由
ネイティブ描画では15〜25%の差ですが、アップスケーリングを使うとこの格差が大きく広がります。NVIDIAはDLSS(公式対応)、AMDはmod経由のFSR4注入しか選択肢がありません。
2025年11月4日のパッチでDLSS Multi Frame Generation(RTX 40/50系専用)とDLSS Frame Generation(RTX 40系)が追加されました。RTX 50系はMFGで最大3フレームの補完が可能で、RTX 4090でさえ「もう十分すぎる性能」になります。AMDにこれを直接対応するものはなく、DLSSが使えるかどうかがこのゲームの快適度を決定づけています。
| GPU | 1440p ネイティブ | 1440p DLSS Quality (公式) | 1440p DLSS Quality + Frame Gen | AMD: FSR4 mod (非公式) |
|---|---|---|---|---|
| RTX 5090MFG対応 | 160fps | 203fps | 400fps+ | — |
| RTX 5080MFG対応 | 146fps | 185fps | 360fps+ | — |
| RTX 4090FG対応 | 128fps | 162fps | 310fps | — |
| RTX 5070 TiMFG対応 | 118fps | 150fps | 290fps | — |
| RTX 5070MFG対応 | 105fps | 133fps | 260fps | — |
| RX 9070 XTFSR非対応(公式) | 97fps | —mod使用で 〜121fps* | —mod使用でFG〜185fps* | 〜121fps* |
| RTX 4070 SuperFG対応 | 90fps | 114fps | 215fps | — |
| RX 9070FSR非対応(公式) | 82fps | —mod使用で 〜103fps* | — | 〜103fps* |
| RTX 5060 TiMFG対応 | 84fps | 107fps | 205fps | — |
| RTX 4070FG対応 | 78fps | 99fps | 188fps | — |
※DLSS Quality = 内部解像度66%(ゲーム内スライダー66%設定)でfps約26%向上。Frame Generationはベースfps+80〜100%目安。MFGは最大3フレーム補完のためさらに高い値を示します。*FSR4 modはNexusMods「FFVII DLSS4-FSR4-XeSS-FrameGen」(OptiScalerベース)を使用した非公式計測です。動作保証なし。
RX 9070 XTのネイティブ1440p 97fps vs RTX 5070の105fps——差は8%です。しかしDLSS Qualityを適用したRTX 5070は133fps、FG追加で260fps。RX 9070 XTがFSR4 modで121fps出せたとしても、FGは動作が不安定で保証外。快適に安定した高fpsを求めるなら、このゲームに限ってはRTX GPU一択です。AMDカードを購入する場合はmod活用前提で考えてください。
VRAM消費量——1080pでも16GBが役立つ
| 解像度 / 設定 | VRAM使用量 | 8GB | 12GB | 16GB |
|---|---|---|---|---|
| 1080p 高設定 / Shadow: Normal | 7〜8 GB | ギリギリ | 余裕 | 余裕 |
| 1080p 高設定 / Shadow: High | 9〜11 GB | スタッター | ギリギリ | 余裕 |
| 1080p 最高設定(全項目最大) | 最大12.9 GB | 不可 | スタッター | ギリギリ |
| 1440p 高設定 | 10〜11 GB | 不可 | ほぼ満杯 | 余裕 |
| 4K 中設定(Medium) | 〜10.3 GB | 不可 | ギリギリ | 余裕 |
| 4K 高設定 | 〜12 GB | 不可 | スタッター | ギリギリ |
| 4K 最高設定 | 13〜14 GB | 不可 | 不可 | 不足 |
※VRAM使用量はシーン・エリアにより変動します。市街地・屋内では最大値に近い値を消費します。公式最低要件のVRAM 6GBはLow設定・1080p 30fps用途です。
Shadow Quality(影の品質)を「High」にするとVRAMが9〜11GBに跳ね上がり、8GBカードはスタッター多発状態になります。RTX 4060・RTX 4060 Tiの8GBモデルは、Shadow Quality を「Normal」に落とすことが快適プレイの最低条件です。12GB以上のカードはHighのまま問題なく動作します。なお1080p環境でも全設定を最大にすると12.9GBに達するケースが報告されており、16GB VRAMは1080pでも余裕を持てます。
シェーダーコンパイルスタッターについて
FF7リバースはPC版リリース時(2025年1月)から「シェーダーコンパイルスタッター」が大きな問題として指摘されました。起動時に約15秒のシェーダーコンパイル画面がありますが、これだけでは不十分で、初回プレイ時は新しいエリアに入るたびにゲームプレイ中もコンパイルが継続されます。
本記事のfps表には記載していませんが、初回プレイ時の1% Lowは平均fpsの40〜50%程度まで低下することがあります(RTX 4090でも1080p 1% Lowが70〜80fps前後)。2回目以降はシェーダーキャッシュが効いて1% Lowが平均の70〜80%まで改善されます。「なんかカクつく」と感じたら、同じエリアをもう一度プレイしてみてください。AMD GPUではNVIDIAより顕著なスタッターが報告されており、コミュニティmod「Fantasy Optimizer」(NexusMods)を使うと改善するケースがあります。
解像度別おすすめGPU診断
またはRTX 5060 Ti 16GB
またはRTX 4070 Super(FG対応)
(DLSS Quality + MFG)
FF7リバースはNVIDIAが最も「報われる」タイトルのひとつ
公式FSR非対応、DLSS Multi Frame Generation対応済みという状況は、ここまで極端にNVIDIA優位が明確なゲームとしてFF7リバースを位置づけます。ネイティブ描画での差は15〜25%ですが、DLSS QualityとFrame Generationを組み合わせたRTX GPUと、ネイティブ縛りのAMD GPUでは、体感できる快適度に大きな差が生まれます。
AMD GPUが完全に無価値なわけではありません。RX 7900 XTXは1440p 107fpsと十分な性能ですし、RX 9070 XTも1440pでネイティブ97fpsを出します。ただし同予算でRTX 5070やRTX 4070 Superを選べばDLSS活用で大幅に体験が上回るため、このゲームをメインに遊ぶなら迷わずNVIDIA RTXを選ぶべきです。
VRAMについては、12GBが1440p快適プレイの実用最低ラインです。8GBのRTX 4060/4060 TiはShadow Qualityを下げれば動作しますが、設定の自由度が大きく下がります。最高設定を追い求めるなら16GBが事実上の最低条件になります。設定の最適化については設定ガイド記事も参考にしてください。



