RTX 3060 / 4060からの乗り換え決定版!RTX 5060 Tiレビュー|WQHDが『普通』になる時代の幕開け
長らく、自作PC市場のボリュームゾーンである「60番台」の役割は、フルHD(1080p)環境で最高のパフォーマンスを出すことでした。しかし、2026年。そのパワーバランスが劇的に変化しようとしています。
今回レビューする GeForce RTX 5060 Ti は、もはや「フルHDの覇者」に留まりません。最新のBlackwellアーキテクチャとDLSS 4.5という翼を得たこのカードは、WQHD(1440p)という一段上の解像度を、ミドルクラスのスタンダードへと引きずり下ろしました。
目次
基本スペック:Blackwell世代の立ち位置
RTX 5060 Tiは、上位の5070系より価格が抑えめで、フルHDからWQHDまで幅広い解像度をカバーする設計です。特筆すべきは、ミドルクラスながら16GBの大容量VRAMモデルが用意されている点。これにより、高解像度テクスチャを多用する最新AAAタイトルの「息切れ」を防いでいます。
| 項目 | RTX 5060 Ti | RTX 5070 | RTX 4060 (前世代) |
|---|---|---|---|
| アーキテクチャ | Blackwell | Blackwell | Ada Lovelace |
| CUDAコア数 | 4608 | 6144 | 3072 |
| ブーストクロック | 2.57 GHz | 2.51 GHz | 2.46 GHz |
| VRAM容量 | 8GB / 16GB | 12GB | 8GB |
| TDP (消費電力) | 180W | 250W | 115W |
| 推奨電源 | 600W | 650W | 550W |
ゲーミング性能:フルHD無双、そしてWQHDへ
実戦ではフルHDで非常に強く、eスポーツ系タイトルでは240Hzクラスの高リフレッシュレートにしっかり対応。さらに、最新のAAA級タイトルもAI補完(DLSS 4.5)を有効化することで、WQHD環境で驚くほど滑らかに動作します。
Apex Legends (最高設定 / 競技シーン想定)
Cyberpunk 2077 (DLSS 4.5 / フレーム生成 ON)
結論:どんなユーザーに向いているか?
Recommendation
S
ミドルの新基準
S
ミドルの新基準
「はじめての1枚」にも「数年ぶりの更新」にも最適
TDP 180Wという扱いやすさを維持しながら、前世代の上位モデルに匹敵する体験をもたらすRTX 5060 Ti。「フルHDで妥協したくない」層から「WQHDデビューを飾りたい」層まで、最も幅広いゲーマーを救う1枚です。
🚀 迷わず「買い」のユーザー
- 3060 / 4060を使用中:電力効率と性能の飛躍を一番実感できます。
- フルHD 240Hz環境を維持したい:競技シーンでの安定感が抜群です。
- 予算と性能を両立させたい:BTOでも自作でも、最も「堅実」な選択肢です。
🛑 待ち、または他を検討すべき人
- 4K最高画質を狙いたい:この用途なら、素直にRTX 5070以上を推奨します。
- 1fpsでも「生の性能」が欲しい:AI補完(DLSS)に頼らず高fpsを出したい本格派。