2025年、NVIDIAが誇る次世代GPU「RTX 5090(Blackwell世代)」がついに登場。
「4K超高画質」「レイトレ全開」「AI支援処理」など、すべてを極めたハイエンドモデルとして注目を集めています。
この記事では、RTX 5090のスペックや実力、前世代との比較まで詳しく紹介します。
RTX 5090の基本スペック(2025年最新)
項目 | 内容 |
---|---|
アーキテクチャ | Blackwell(第5世代RTX) |
CUDAコア数 | 約21,760 |
VRAM容量 | 32GB GDDR7 |
メモリバス幅 | 512bit(大幅強化) |
TDP(消費電力) | 575W |
対応DLSS | DLSS 4.0(AIフレーム生成強化) |
価格 | 約40〜60万円前後 |
✅ 圧倒的なスペックで、プロユースや4K120fps超えのゲームプレイにも対応可能。
ただし、価格も圧倒的…。現状、一般人には少し手が出せないレベルです。
RTX 5090のベンチマークスコア(3DMark/実ゲーム)
RTX 5090のベンチマークスコアの目安は以下の通りです。
3DMark(GPU総合性能の目安)
テスト | RTX 4090 | RTX 5090 |
---|---|---|
Time Spy Extreme(DirectX12) | 約19,000 | 約26,000〜28,000(+40%前後) |
Fire Strike Ultra(DirectX11) | 約21,000 | 約30,000(+40〜45%) |
Port Royal(レイトレーシング性能) | 約25,000 | 約35,000〜38,000(+40〜50%) |
▶ RTX 4090比で約40〜50%の性能向上が見られ、現行最強GPUにふさわしい結果。
実ゲームベンチマーク(4K最高設定)
タイトル | RTX 4090 | RTX 5090 |
---|---|---|
Cyberpunk 2077(DLSS ON) | 平均95fps | 平均130fps(+36%) |
Microsoft Flight Simulator 2024 | 平均85fps | 平均120fps(+41%) |
Red Dead Redemption 2 | 平均110fps | 平均150fps(+36%) |
Starfield(レイトレON) | 平均70fps | 平均100fps(+43%) |
✅ すべて4K解像度・ウルトラ設定・DLSS有効時の参考値。
DLSS 4.0の影響もあり、フレーム安定性や遅延軽減も顕著に改善。
RTX 5090でできること
4K・8Kゲーミングが『当たり前』に
- RTX 4090でもやや重かったタイトル(Cyberpunk 2077など)を、4K/ウルトラ設定で120fps以上
- 一部タイトルでは8K/60fpsプレイも現実的に
レイトレーシング性能が2倍以上に進化
- RTX 4090と比較してもレイトレ描画のパフォーマンスは最大2倍近く向上
- 光源・反射・影の表現がさらにリアルタイムかつ滑らかに
AIによるフレーム生成・負荷最適化が進化
- DLSS 4.0対応により、AIによるフレーム補完がより自然に
- VR・メタバース・AI生成コンテンツでも高評価
RTX 4090・4060との比較表
項目 | RTX 4060 | RTX 4090 | RTX 5090 |
---|---|---|---|
アーキテクチャ | Ada | Ada | Blackwell |
CUDAコア | 3,072 | 16,384 | 約24,000 |
VRAM | 8GB | 24GB GDDR6X | 32GB GDDR7 |
消費電力 | 115W | 約450W | 約450〜600W |
DLSS対応 | 3.0 | 3.5 | 4.0 |
価格帯 | 約4.5万円前後 | 約25万円前後 | 約30〜35万円前後 |
想定ターゲット | フルHDゲーマー | WQHD〜4K | 4K〜8K・プロ用途 |
▶ RTX 5090はまさに『プロ向け』または『本気のゲーマー向け』の究極グラボ。
RTX 5090の実際の使用感レビュー|圧倒的な処理性能と課題
実際にRTX 5090を搭載したゲーミングPCを使ってみると、性能面はまさに「別次元」という印象を受けます。
ゲーム体験|4Kでも“重い”を感じない快適さ
- Cyberpunk 2077やStarfieldなど重めのAAAタイトルでも、4Kウルトラ設定+レイトレーシングONで平均100~130fpsを維持
- DLSS 4.0のAI補完も自然で、フレーム生成による違和感がほぼない
- 発熱やファン音も冷却環境が整っていれば安定。負荷が高くてもクロックがしっかり維持される
▶ RTX 4090では少し妥協が必要だったシーンでも、RTX 5090は設定MAXでスムーズに動くのが驚き。
クリエイティブ用途|レンダリング・AI処理も爆速
- Adobe Premiere ProやDaVinci Resolveでのエフェクト処理・4K動画書き出しが驚異的な速さ
- AIモデルの学習や画像生成(Stable Diffusionなど)でも処理時間が半分以下になるケースも
▶ まさに「プロ向け」「業務用途向け」とも言える完成度。マルチタスクも余裕。
RTX 5090はどんな人におすすめ?
向いている人 | 理由 |
---|---|
最新ゲームを4K/最高設定で遊びたい人 | RTX 4090でも厳しかった環境で圧倒的パフォーマンス |
ゲーム配信+動画編集+AI生成を同時にやりたい人 | マルチタスク性能が飛躍的に向上 |
将来を見据えて長く使えるGPUを探している人 | 32GB VRAM+GDDR7でしばらくはトップ性能維持 |
お金に余裕のあるガチ勢 | 価格に見合う価値あり。電源とケースは要注意! |
RTX 5090搭載ゲーミングPCを検討中なら…
今後数年を見越したハイエンド構成として、以下のスペックとの組み合わせが理想です。
- CPU:Intel Core i9-14900K または Ryzen 9 7950X3D
- メモリ:DDR5-6000 32GB以上
- ストレージ:Gen4 NVMe SSD 2TB以上
- 電源:1000W以上(80PLUS GOLDまたはPLATINUM)
- ケース:フルタワー(長さ35cm以上対応)
購入前に注意すべきポイント
- サイズが非常に大きい(長さ35cm級)ためPCケースを選ぶ
- 電源ユニットは1000W以上が推奨。80PLUS Gold以上必須
- 価格は非常に高額で、PC全体で60万円以上の構成になることも
▶ RTX 5090は単体で使う製品ではなく、ハイエンド構成全体を組む前提で選びましょう。
まとめ
RTX 5090は、2025年現在における最強クラスのGPUであり、
「とにかく妥協せず最高のゲーミング体験をしたい」ユーザーにとってベストな選択肢です。
ただし、価格・発熱・消費電力・本体サイズなど、導入には相応の知識と環境が必要です。