【Radeon RX 7900 XTX】2025年でも現役の超ハイエンドGPUを徹底解説

【Radeon RX 7900 XTX】2025年でも現役の超ハイエンドGPUを徹底解説 グラフィックボード

Radeon RX 7900 XTXは、AMDのRDNA 3アーキテクチャを採用したフラグシップGPUとして、2022年末に登場しました。発売から時間が経過した現在でも、その性能は非常に高く、最新世代のミドル〜ハイエンドGPUと比較しても見劣りしない実力を持っています。本記事では、RX 7900 XTXのスペックやゲーミング性能、最新GPUとの比較、そしておすすめの用途まで詳しく紹介します。

RX 7900 XTXのスペック

項目 スペック
アーキテクチャ RDNA 3
製造プロセス 5nm(GCD)+ 6nm(MCD)
CU数(Compute Units) 96
ストリームプロセッサ数 6144
ゲームクロック 2.3GHz
ブーストクロック 2.5GHz
ビデオメモリ 24GB GDDR6
メモリバス幅 384bit
TDP 355W
推奨電源 800W

RX 7900 XTXは、24GBという大容量メモリと384bitの広帯域を活かし、4K解像度やVR環境でもパフォーマンスを発揮します。特にメモリ消費の激しいAAAタイトルやMOD構成において、非常に有利です。

実ゲームにおけるパフォーマンス

2025年現在においても、RX 7900 XTXは多くのタイトルでRTX 4070 Ti SuperやRTX 4080に匹敵、あるいは上回るフレームレートを記録しています。

ゲームタイトル(4K・最高設定) 平均FPS
Cyberpunk 2077(RT OFF) 85fps
Hogwarts Legacy 100fps
Forza Horizon 5 135fps
Call of Duty: MWIII 120fps
Starfield 70fps

AMD独自のFSR(FidelityFX Super Resolution)技術を組み合わせれば、さらなるパフォーマンス向上も可能で、ネイティブ4Kを滑らかに動かすGPUとしてはトップクラスです。

RTXシリーズとの比較

RTX 4080との比較では、レイトレーシング性能やDLSSではNVIDIAに軍配が上がるものの、純粋なラスタライズ性能やメモリ容量ではRX 7900 XTXが優位に立つ場面もあります。

  • ラスタライズ性能:RTX 4080と互角〜やや上回る
  • レイトレ性能:RTX 4080の方が安定(DLSSありき)
  • メモリ容量:RX 7900 XTXは24GB、RTX 4080は16GB

高解像度・MOD導入・クリエイティブ作業など、VRAMを多用するケースではRX 7900 XTXの方が安心感があります。

どんなユーザーにおすすめ?

以下のようなニーズを持つゲーマーやクリエイターに、RX 7900 XTXは非常におすすめです。

  • 4K解像度で重たいゲームを快適にプレイしたい
  • メモリ容量に余裕があるGPUを選びたい
  • MOD導入や8Kテクスチャ、VRなどの重負荷用途に対応したい
  • 高性能かつNVIDIAより価格を抑えたい

まとめ

Radeon RX 7900 XTXは、今なおトップクラスの性能を維持するAMDのハイエンドGPUです。RTXシリーズに比べて価格帯が抑えめでありながら、VRAMの多さや純粋な描画性能においては優位性があります。4Kゲーミングを快適にしたい、あるいはクリエイティブ作業にも対応できるGPUを探している方にとって、非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。